海外不動産投資の名義について
現在、海外不動産への投資を検討中です。
200万ほど投資予定ですが5年後に7~10倍くらいの金額で日本円で償還される予定となっております。
あくまでも予定ですので
名義は個人・法人 どちらの名義にすればよいのか迷います。
最初から会社名義にしてしまった方がよいのでしょうか?
それとも
個人名義で投資し、結構大きな金額での償還が見込める見通しがついてから法人名義に切り替えたほうがよいのでしょうか?
また、その場合の税理上の手続きで必要になる経費等ありましたらご教示ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

久川秀則
こんにちは。
税理士としては、なかなかそんなにおいしい投資はないはずなので、しっかり投資のリスクを情報収集して慎重に判断することをおすすめします。
投資のスキームは、会社型の投資信託、つまり、株を持つ形の投資になるのか、契約型の出資と配当、ということになるのかによって、個人の所得税は取り扱いが変わってきます。
法人の場合には会計上の収益を、他の損益と合算して、会社の期別の利益を計算して、法人税や住民税、事業税を申告します。会社の場合には、経費を作ったりすれば2000万円にまるまる課税されるわけではないと思いますが、実効税率35%程度と考えておけば概ね大丈夫と思います。
単にこの投資だけのためだけで言えば、普通に株式会社を設立すれば30万円程度の費用、資本金を入れることになりますが、毎期法人税などの申告をしなくてはなりませんし、住民税の均等割は利益が出なくても最低7万円程度はかかります。税理士費用も一定額かかります。
所得税は累進税率ですが、株の譲渡という形態で所得が発生した場合には、譲渡所得で税率20%程度で済む場合もあり、スキーム次第というところです。
投資してしまってから、途中で会社に売る、というのは、その金額がいくらであれば妥当なのか、という問題がでてきますので、その部分は慎重に評価して取引する必要があります。
取り急ぎですが。
ご返信ありがとうございました。
大変ためになりました。
よく検討したいと思います。
何かの機会がありましたらよろしくお願い致します。
本投稿は、2017年09月05日 13時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。