開業後間もない状態での資金調達の方法
私は地方でソフトウェア開発/販売での個人事業を行っているKと申します。
実は、5月から開業し地元銀行と政策金融公庫から制度融資(新規開業)と創業融資で合計で350万受けたのですが、現状開発費に殆ど使用して、9月から販売を開始したのですが
売り上げがまだ伸び悩んでいる形で少し繋ぎ資金が必要なのですが、既に借入れた銀行では増額融資は難しく、条件変更等で出来れば傷をつけたくないので
何とか資金繰りを・・・という形になっていますが11月からスタッフの支払い等もあり、なかなか難しい現状になっています
国の創業補助金として200万の交付が下り、来年の10月にはもらえる予定にはなっている点と、海外展開やメディアでの掲載等、少しずつ成果は出ているのですが、まだ売上の数値で形にならず資金調達で悩んでいる形です
この様な簡単な状況説明になりますが、開業後間もないので決算報告や確定申告等の書面も見せれるものがないのですが、もう資金調達では融資を受ける事はどこからも難しいのでしょうか?
ベンチャーキャピタルと言うものでも少し話を進めてみたいと思っていますが、何分長い期間で説明や資料を作っていく事にもなるため、今の現状での資金調達をどうにかしたいと思っています
商工会等とお話をしている段階では制度融資はもう難しいのではないかという点と、公庫に関しても、もう少し様子を見ながらという形に落ち着き実質融資は難しいと考えています
税理士の回答

解答がなかなか付かないようですので、参考までに記載いたします。
ご貴殿の詳しい状況が分かりませんので、一般的な話を基に記載してみます。
開業時の資金調達として話として当事務所で説明をさせて頂くのは
1.親・親族・知人
2.公的金融機関
(1)日本政策金融公庫
(2)都道府県預託融資制度
(3)市町村預託融資制度
3.銀行
4.ノンバンク
5.その他
です。
ここで一番大切なのは、事業計画書となります。「裏付けを基に」正確に表現できるかが、事業成功への第一歩となります。
今回のケースでは、当初の事業計画の反省と見直し、そして、より正確な再生事業計画書の策定が必要と思われます。
また、融資の最後は人です、審査する者もその人を信頼できるかどうかが最後の分かれ目です。すでに、商工会等で現在の資金調達先からの再調達が難しいとの話ですが、将来に可能性があれば、再融資の可能性もあります。
今までの経験からですが、「予定より売上が伸びなかった」「思った以上に費用が掛かった」「今からは売上も伸びてくるはず」等の話では再調達することは難しかったですが、一方、「こうしたアクシデントで予定通りいかなかった」「今後の計画はこの様に変更する」「売上については○○先と契約が進んでおり売り上げ見込みは○○である」等の話をさせて頂いて再調達出来た例も有ります。
他の金融機関に話をしても、なぜ、今の金融機関から借りないのか?等、今以上に審査は厳しくなると思ってください。
ノンバンク等の金利が高いところならば調達の可能性も大きくなるかもしれませんが、一般の金融機関からの調達はその後難しくなるケースも多いので、その点は認識が必要です。
条件変更(リスケ)の話も有りましたが、通常リスケした場合、それ以降の一般的な資金調達は難しくなることも多いので、それも知っておいてください。
以上、文字数の関係で詳細は省略いたしました、参考までに。
本投稿は、2014年10月22日 18時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。