ドル建て証券口座預り金の反復売買時の為替差損益計上
RSUで取得した米国株を売却し、そのドルを国内証券口座に移送して米国株の現物の売買を行っています。
※RSUのVEST、売却時の計上については適切におこなっており、ここでは問題としません。
3年以上、下記のように収益と平均取得単価を常に売買毎に更新し続けています。
・米国株購入時に購入代金を米ドルの引き落としとしてその日のTTMで為替差損益を認識
・米国株の売却時はその日のTTMで入金があったものとして平均取得単価を再計算
・当該証券口座の預り金を一つの外貨預金と見立てて、その年の為替差損益の合計を雑所得として申告
この手法自体については問題無いと認識していますが、今年はこの為替差損益の積み上げが非常に膨大になってしまっており、節税の為に認識を変える手法はないか検討しております。
米ドルでの米国株の売買についてはこのまま継続を続けたいと思いますが、その場合
・年単位で円安になった場合は雑所得が積み上がり、総合課税されてしまう
・年単位で円高になった場合は為替差損が積み上がるが、損益通算出来ない
となってしまう為、長期的に円安→円高→円安となるようなケースを想定した場合に、実質的に利益が出ていないにも関わらず
非常に大きな雑所得による総合課税のみが積み上がってしまう為、非常に不利であるという点を解決したいです。
信用取引の証拠金であれば、実際に売買をした際に証拠金が移動するわけでは無い為、年を超えて最終的に円転する時に初めて為替差損益を認識するようなロジックが成り立つのでは、とも考えておりますが、米国株の現物であれば実際に預り金が増減するので、そういった考え方が出来るのか、という風に考えています。
ドル建てでの米国株の反復売買における、為替差損益の認識について、長期的に不利にならない方法がありましたら、教えてください。
税理士の回答

川村真吾
株の売買における為替差損益は譲渡損益に含まれますので譲渡損益は(ドル建て売却額ードル建て取得価額)×売却時レートでいいと思います。
川村さん
回答ありがとうございます。
株の売買の損益については特定口座の為、証券会社が適切に計算してくれるので、そこは問題にはならないと思っています。
その株の売買の結果、高頻度での出し入れが発生する外貨の預り金の取り扱いについて悩んでおります。
本投稿は、2022年10月04日 18時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。