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自宅兼事務所 一括支払い時の仕訳について 来期分、開業費、地代家賃について

事務所兼自宅のマンションの賃金を2年分一括支払いを行った際の仕訳の方法について問題がないかどうかご教示ください。

事業の開業日は2019年6月
家賃の支払日:2019年2月に以下を支払
・家賃 2019年3月~2021年2月までの2年分
・共益費 2019年3月~2021年2月までの2年分
・敷金、礼金、仲介手数料


①一括支払いでの開業準備~開業日までの家賃
→事業按分を開業費として計上
②本年度分家賃
  →事業按分を地代家賃として、開業日付にて一括計上
③2020年度以降の家賃
  →前払い費用として事業按分を一括計上(この時の日付は開業日、勘定科目は前払い金でよろしいでしょうか?)

④敷金→開業日付で全額を敷金・保証金など資産の勘定科目で会計処理
⑤礼金→開業日付で地代家賃で全額費用処理
⑥仲介手数料→開業日付で事業按分を支払手数料で費用処理

以上よろしくお願い致します。

税理士の回答

①問題ございません。
②問題ございません。
③1年以上の継続した契約ですので、「長期前払費用」がよろしいです。
④事業按分してください。
⑤事業按分後の金額が20万円未満でしたら、地代家賃で費用処理してください。事業按分後の金額が20万円以上でしたら、長期前払費用として計上し、賃貸借期間の2年間で月割償却してください。
⑥問題ございません。

次のことを前提に回答いたしますのでご了承ください。
・相談者様は個人事業主であること。
・2019年2月の時点で事業開業を予定していたこと。
・マンションの中で「事業専用の部分(部屋)」が明確に区分されていること。

以上の前提を基に考えると次のようになると思われます。

1. 二年分の費用の前払いの場合には短期前払費用にはなりませんので、一括支払い時は「前払費用」として処理し、毎月経過するごとに当月分を該当科目に振り替えることになります。
したがって、一括支払い時の処理は次のようになると考えます。
・前払費用 / 事業主借 ***
そして、開業日までの家賃については事業用部分については開業費で宜しいと思われます。
・開業費  / 前払費用 *** 「事業専用部分」
・事業主貸 / 前払費用 *** 「居住用部分」

2.開業後の分に関しては事業用部分については地代家賃へ毎月振替処理をすることになると考えます。
・地代家賃 / 前払費用 *** 「事業専用部分」
・事業主貸 / 前払費用 *** 「居住用部分」

3.2020年以降は上記「2」と同様の処理になると考えます。

4.敷金は資産計上で宜しいと考えます。

5.礼金は開業費ではないその他の繰延資産になり、契約年数で事業専用の割合分を費用処理することになると考えます。

6.仲介手数料は開業日において事業用部分の金額を開業費として処理することになると考えます。

本投稿は、2019年10月01日 04時30分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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