海外の友人からの投資で起業する場合
北海道で食品輸入業の事業を始めます。
しかし、当方の個人資金100万円しかありません。
フランス在住フランス人の個人の友人に事業計画を話したところ、日本円で700万円投資して頂けることなりました。長年知る信用のある友人です。
しかし、ロイヤリティのような形で、売り上げの30%の配当を要求されました。
(株式ではなく現金での要求)
当方の事業の売り上げ見込みは、年間で約5000万です。
合同会社orフリーランスで起業した場合、以下の質問がございます。
・この二つを足した、800万のうち半分の400万を資本金に400万を運転資金にあてることは可能でしょうか。
・公庫等に追加融資を受け取ることは可能でしょうか。
・30%の配当は高いので、契約書で起業から5年間の期間を設けることに了承を得ました。配当は月末海外口座へ送金する予定です。これを計上する場合はどのように処理すればよろしいでしょうか。税金はかかってくるのでしょうか。
以上です。
税理士の回答

境内生
合同会社を前提に回答させていただきます。
「この二つを足した、800万のうち半分の400万を資本金に400万を運転資金にあてることは可能でしょうか。」
⇒この質問の意味が不明なのですが資金800万円は資本金であれ何であれ、すべて運転資金になります。最初から800万円を資本金(二人の出資)とするのか資本金を400万円として400万円は借入金にして全体を事業資金にするのかという区分けの問題でしょうか?
・公庫等に追加融資を受け取ることは可能でしょうか。
⇒当然、事業計画や必要な書類を準備して審査を受けるという前提ではありますが、日本政策金融公庫の創業融資は1000万円以下であれば比較的受けられます。
・30%の配当は高いので、契約書で起業から5年間の期間を設けることに了承を得ました。配当は月末海外口座へ送金する予定です。これを計上する場合はどのように処理すればよろしいでしょうか。税金はかかってくるのでしょうか。
⇒ロイヤリティ形式でというお話でしたが、今回は出資したことにより、配当金で支払うという理解でよろしいでしょうか。勘違いしていましたらすみません。配当金は利益から法人税等を支払った後の残額から支払うものであり、当然、経費にはなりませんので相当きついと感じられると思います。配当金を支払う際は配当金の源泉所得税20.42%を差し引いて出資者に支払うことになります。
経費になるロイヤリティ契約は相手方が経営指導してくれる場合です。今回は資金の調達だけなので30%のロイヤリティは異常に高いと思います。これであれば融資をどこかで受けた方が絶対に安いと思います。
本投稿は、2020年04月22日 13時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。