棚卸し忘れた場合について
2023年インターネットショップを開業しました。
今になって2023年分の棚卸をしていない事に気づきました。
計算すれば2023年分の在庫がいくら分なのかは出せると思います。
1.その場合、2024年分の確定申告を行う際に、
計算した期首商品棚卸高と、期末商品棚卸高を申告すればよいでしょうか。
2.赤字だったのですが、修正申告する必要はありますか。
税理士の回答

こんばんは、税理士の川島です。
1.基本赤字であっても2023年の棚卸をしていない場合には修正申告が必要かと思われます。期末棚卸があると言うことは、原価が減少することになりますので、利益が増えます(または赤字の減少)。また、2023年には無かった期末商品棚卸高が、2024年の期首商品棚卸高にいきなり記載があると、税務署から連絡がくる可能性がございます。
2.2024年の申告時には、上記1の修正後、期首商品棚卸高は2023年の期末商品棚卸高の金額がくる事となります。
例:
(1)2023年 12/31
商品 〇〇 / 期末商品棚卸高 〇〇
(2)2024年 12/31
期首商品棚卸高 〇〇 / 商品 〇〇 ←2023年の棚卸の金額
商品 〇〇 / 期末商品棚卸高 〇〇 ←2024年の棚卸の金額
ありがとうございます、修正申告し、そのように仕訳したいと思います。
2の(1)の仕訳は2023.12.31の日付で青色申告ソフトに登録すればよろしいでしょうか?

会計ソフトの会社によって対応が違いますので、一概に前期の修正を前期に遡って行うのかはお答えできません。お使いの会計ソフトの会社へ確認ください。因みにフリー会計は今期にて行います。『【個人】前年度の確定申告の内容を修正したいです』と検索されてみて下さい。
わかりました。理解しやすいご回答ありがとうございました^^
修正後も赤字で所得税に変化がないため、修正申告ができないのですが、その場合は、2024年の期首商品棚卸高に入力するしかないのでしょうか。(電話が来るかもしれませんが)

所得税の金額に変更はないかもしれませんが(住民税も同様とします)、貸借対照表と損益計算書には変更があります(前期にて修正を行う場合)。損失の額の減少と、元入金の増加となるかと思います。前期と今期の元入金の期首残高が違ってくるかと思います。
本投稿は、2024年10月23日 17時24分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。