個人用クレジットカードを事業決済用にすることの問題点について
青色申告を始めて2年目の個人事業主です。
複数所有している個人用クレジットカードのうち1枚を、事業関連の支出のみに限定して使用する事で"事業用クレジットカード"扱いとして帳簿に記載することの問題点についてです。
これまでクレジットカードも口座も個人用を使っていたため事業主勘定(事業主借、事業主貸)で全ての収入支出を仕分けしていました。
今月からは新たに開設した事業用口座のみ帳簿に記載する予定です。
事業用口座を作ったので事業用クレジットカードも作ろうと思っておりましたが、個人用クレジットカードを複数所有しており、中には作成以降一度も使った事がないクレジットカードもあります。
そこで、わざわざ事業用クレジットカードを作ることはせず、これまで一度も使った事がない個人用クレジットカードを事業に必要な物を買う専用にしたいと考えております。
そこでご相談ですが、個人用クレジットカードを事業用クレジットカードとして使用することは帳簿上(確定申告上)問題ないのでしょうか。
事業での支出は主に書籍の購入、電子機器等の購入です。
プライベートの買い物は別のクレジットカードで決済するため、プライベートと事業の支出がごちゃごちゃになり後で仕分けする時にわからなくなる等の心配もありません。
以上、宜しくお願い申し上げます。
税理士の回答

個人用クレジットカードを事業専用として使用し、帳簿に記載することは、問題ありません。
ただし、以下の点に注意が必要です。
① 事業とプライベートの支出の明確な分離: 事業用と個人用の支出を明確に区別することが求められます。事業専用と決めたクレジットカードは、事業関連の支出のみに使用し、個人的な支出を混在させないようにしてください。
② 適切な帳簿付け: クレジットカードの利用明細をもとに、事業に関連する支出を正確に帳簿に記載する必要があります。また、領収書や請求書などの証憑を適切に保管し、税務調査時に提示できるようにしておくことが重要です。
③ 事業用口座との連携: クレジットカードの引き落とし口座を事業用口座に設定することで、資金の流れを明確にし、帳簿管理を容易にすることができます。
ご回答いただき誠にありがとうございます。
①について追加で質問させて下さい。
事業専用と決めたクレジットカードは、事業関連の支出のみに使用し、個人的な支出を混在させないようにします。
ただ、万が一誤って事業専用クレカでプライベートの買い物をしてしまった場合は、その支出のみ事業主勘定で仕訳し、以降また事業専用クレカとして使用することは問題ないでしょうか。
宜しくお願い申し上げます。

上記の追加質問で回答いたします。
ご質問者さまの理解で、合っています。
万が一誤って事業専用クレカでプライベートの買い物をしてしまった場合は、その支出のみ事業主勘定で仕訳し、以降また事業専用クレカとして使用できます。
わかりました。
ご丁寧に教えていただき、誠にありがとうございました。
本投稿は、2024年11月10日 20時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。