事業主貸について
10年近く個人事業主として営業しています。青色申告です。
今回、事業用口座の預金額がある程度まとまった金額になったため、その一部を老後資金等にする為プライベート口座に移したいと考えています。
これにあたり、一度にまとめて移しても、何か問題等はないでしょうか?
もちろん、事業主貸として処理する予定です。
自分で調べても、事業主貸が例年より増額したことによる所得税ほか税金などへの直接的な影響は見つけられなかったのですが、何か気づけていないような懸念点などないでしょうか?
なお、来年以降の営業がきちんと回せるように、事業用の預金も当然に残しつつ、最終的な今年の青色申告において「事業主貸≒所得金額」となるくらいの金額を移動しようかなと考えています。
以上、よろしくお願いいたします。
税理士の回答

三嶋政美
事業用口座からプライベート口座へ資金を移す行為自体は「事業主貸」として処理すれば問題ありません。事業所得の計算は、収益と必要経費の差額によって確定するため、資金移動の多寡は直接的に課税所得へ影響しません。ただし、注意点は二つあります。第一に、事業資金が過度に減少すると資金繰り上の不安や外部からの信用低下を招く可能性があること。第二に、帳簿上「事業主貸」が大きく計上されると、税務調査において私的流用と誤解されやすいため、用途や経緯を明確に記録しておくことが肝要です。以上を押さえれば、一括移動も支障はないでしょう。
早速のご回答ありがとうございます。
「事業主貸」が大きく計上されると、税務調査において私的流用と誤解されやすい
この件について、もう少し教えていただきたいです。
今回は「老後資金等にする」ことが目的なのですが、「用途や経緯を明確に記録して」とは具体的にどのようにしたらよいのでしょうか?
これまで事業主貸の金額は例年だいたい同じくらいの金額でしたので、今回資金移動すれば、おっしゃるような「帳簿上「事業主貸」が大きく計上される」ことになります。
例えば、移動した預金を個人名義の定期預金にしたら、「私的流用」になってしまいますか?
どのようにすれば「老後資金」として認められるのでしょうか?
ご回答ありがとうございます。
記帳は日々きちんと行っているつもりです。
所得に対して事業貸が多いと、売上除外などを疑われる
すみません、この部分の理屈がよく分からないのですが、事業主貸が多いことと売上除外とは、どのような関係があるのでしょうか?
本投稿は、2025年10月03日 12時58分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。