前年より繰越の書き方について
帳簿をする上で初めに前年より繰越を書かなくてはいけないですが、その前の年に稼いだ分は貯金に回したくてその場合は0円からスタートでも大丈夫ですか?
税理士の回答

三浦清勝
前年末の残高は繰り越され当期の期首残高となります。現金か預金を貯金に回すのでしょうから、帳簿で繰越すのは繰越をしておいて1月1日付けで
(借方) 事業主貸 / (貸方) 現金 or 預金
として記帳しておけばよろしいと思います。
ありがとうございます。
2019年 12月に一年分の利益全てを事業主貸(貯金)と記載して2020年1月から0円から始めるのもありですか?
また、5000円だけ貯金にまわさず事業用に残しておいて前年より繰越を5000円から始めるのもありですか?

三浦清勝
どっちもありです。一年間で得た利益から生じた現金等を現金で残しても、事業主貸として使ってしまっても所得には影響しません。ただ、手許現金が全然ない(0円)というのもちょっと?かなってかんじなので、後述しているように5000円位からスタートした方がいいかなぁと思います。
ありがとうございます。
収入から経費を引いて所得を出したところで、自販機で何回飲み物を買ったかなんて覚えてなくて、帳簿では所得と口座にある現金が合いません。そういう場合はどうしたらいいのですか?

三浦清勝
複式簿記で経理をしているなら合うと思うのですが…簡易帳簿方式なら無理に合わせる必要はありませんが、青色申告特別控除の65万円は受けられません。
ありがとうございます。
幸い現在は青色申告簡易簿記です。
簡易簿記は合わせる必要がなかったら差額はどう書くんですか?

三浦清勝
事業主貸勘定で合わせるしかないのでは?
ありがとうございます。
イベントコンパニオンをしていて税務署で青色申告の届を出した際に必要な帳簿の欄に現金出納帳と経費帳に丸を付けてもらったんですけど、現金出納帳と経費帳のみであれば現金出納帳と口座の額をあわせる必要はないですか?

三浦清勝
現金出納帳と銀行口座は別物なので合わせる必要はありません。ただ、全ての取引の受払を銀行口座で行っていて、銀行口座=現金出納帳の関係にあるなら、銀行口座と現金出納帳の差額を現金出納帳上、「事業主貸」勘定で合わせておけばよろしいのでは。
ありがとうございます。
売上は銀行振り込みですが経費は現金です。
その場合、現金出納帳には科目:報酬 摘要:●月分 売上 ●万円とは書く必要ないんですか?

三浦清勝
質問者様の場合は、現金出納帳と預金出納帳を作成する必要があります。
売上げは預金出納帳に記帳し、そこから引き出した時は預金出納帳に引き出した金額をマイナスで記入し、現金出納帳で同額分をプラスしておき、現金で経費を支払った時にその金額を現金出納帳でマイナス記入していくというやり方でないと帳簿が合うことはないと思います。
ありがとうございます。
経費帳と現金出納帳に印をつけたのは税務署の人のミスですか?また2018年からの預金出納帳をいまから作るべきですか?

三浦清勝
ミスとは言い切れません。実際に記帳していく中で当初申請していた以外の帳簿の作成した方が良い場合などは追加等しても問題ありません。遡って作っておいた方が無難だと思います。
本投稿は、2020年03月25日 16時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。