帳簿上の現金について
今年初めて青色申告をする者です。
事業の報酬は基本的に手渡しなので、家賃や経費はクレジットカード等を使わずにそのまま手元の現金で払っております。そういった場合、帳簿での取引項目が「現金」なのか「事業主貸または事業主借」なのかがわかりません。
帳簿での「現金」についてよくわかっていないので、教えていただけると嬉しいです。
税理士の回答
複式簿記で記帳することにより青色申告を行う場合、事業に使用する現金と生活費をまかなうための現金とを明確に区別する必要があります。
そのうえで、必要経費になるものは、事業用の現金から支払うようにする必要があります。事業用の現金から経費を支出した場合には、
(借方)消耗品費 ×××(貸方)現金 ×××
と仕訳をすることになります。
事業用の現金が足りないなどの理由により、やむを得ず生活費から経費を支出した場合には、
(借方)消耗品費 ××× (貸方)事業主借 ×××
と仕訳をすることになります。
事業用の現金と生活費に使用する現金を分離するには、いったん事業用の現金から生活費をとる必要がありますが、生活費を取るときに、
(借方)事業主貸 ××× (貸方)現金 ×××
と処理をすればよいです。
親切にお返事ありがとうございます!
とてもわかりやすいので、そのとおりに頑張ってみます!
本投稿は、2021年02月05日 04時17分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。