建物の未償却残高の算出について
昨年より個人事業主となり、以前新築で購入した持ち家の一部を事務所として使用しております。
会計ソフト上で固定資産の登録を行いたいのですが、期首残高の計算に自信がなく、お力をお貸しいただけますと幸いです。
【建物】木造、2018/10/21 取得→2020/4/1 事業供用開始
【取得価格】9,100,800円(税込)
9,100,800-(9,100,800×償却率0.046×1年)
=9,100,800−418,637
=8,682,163
と計算したのですが、合っていますでしょうか?
税理士の回答

回答します
期首の残高は 8,592,976円になると思われます。
事業用に転用する前の減価償却費の計算方法は、通常の減価償却計算ではなく、旧定額法で計算しますので以下の計算式を参考にしてください
耐用年数 0.046・・・ 22年と推察します
事業用に転生する前の耐用年数(1.5倍します) 22年×1.5=33年
旧定額法による減価償却率で計算 33年 0.031
18.10.1~20.3.31 までの月数18ヶ月 ∴2年(6ヶ月以上は1年)
9,100,800円 × 0.9 ×0.031=253,912円
253,912×2年=507,824円
9,100,800円 - 507,824 = 8,592,976円・・・業務の用に供したときの未償却残高(期首の金額)
国税庁HPの「新築家屋を業務用に転用した場合」を参考にしてください(一度検算をお願いします)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2109_qa.htm
米森先生、お忙しい中、わかりやすいご説明をありがとうございます。計算式も書いてくださって、大変勉強になりました。

ベストアンサーをありがとうございます。
念のため検算をして下さいね
本投稿は、2021年04月01日 22時37分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。