海外からの送金の税区分について
freee会計で白色申告用に記入を行っています。
勘定科目を新規作成するため以下の回答をお願いいたします。
外国サイトからペイパルへドルが送金される際の科目と税区分の項目設定などについて教えて下さい。
また、記入方法は下記で問題ないでしょうか?
1、海外のサイトの月末総売上(ドル換算)
2、1の手数料
3、ペイパルへ送金(上記からドルが送金され、送金手数料は無料)
4、国内銀行へ送金
5、4の国内銀行送金時の手数料(為替差損益)
最終的に手数料や円安による差額が発生すると思うのですが、その場合は1の合計額と5の合計額で計算し、12/31に手数料として全て経費にしてもよいのでしょうか?
よろしくお願いします。
税理士の回答

三嶋政美
ご質問ありがとうございます。
freee会計での科目設定と記入方法について
海外のサイトの月末総売上
→ 勘定科目:「売上高」、税区分:「対象外(非課税収入)」
売上はドル換算額を円換算して記帳します。
1の手数料
→ 勘定科目:「支払手数料」、税区分:「課税仕入(国内取引)」
ペイパルへの送金(送金手数料無料)
→ 勘定科目:「普通預金(ペイパル)」として管理します。送金自体の記帳は不要です。
国内銀行への送金
→ 勘定科目:「普通預金(国内銀行)」へ記録します。
国内銀行送金時の為替差損益
→ 為替差損益を勘定科目「為替差損益」で記録。送金手数料は「支払手数料」に振り分けます。
最終的な処理について
12/31に、手数料や為替差損益の合計を「支払手数料」として経費に計上するのは適切です。ただし、為替差損益は別途「為替差損益」勘定で処理することでより正確な収支管理が可能です。
詳細な金額計算や税区分の確認は税理士に相談すると安心です。
お早い回答ありがとうございます。
3の部分に関してですが、好きなタイミングで自由に送金できるタイプなので海外のサイトの月末総売上と一致しない額になるのですが白色の場合送金記帳は不要で問題ないでしょうか?
>3 ペイパルへの送金(送金手数料無料)

三嶋政美
ご質問ありがとうございます。
3. ペイパルへの送金について
ペイパル口座への送金額が海外サイトの月末総売上と一致しない場合でも、白色申告では送金記帳を省略して問題ありません。白色申告では簡易帳簿での記帳が認められており、重要なのは収益(売上)と費用(手数料、為替差損益など)の正確な記録です。
売上計上は、実際の「収益発生日」に基づいて行い、ペイパルへの送金自体は資金移動の一部として記録を省略できます。ただし、ペイパル内の取引明細(売上、手数料、残高など)は保存し、必要に応じて確認可能な状態を保つことが求められます。また、国内銀行への送金時には、その時点での為替差損益や手数料を適切に反映させましょう。
不明点があれば税理士に相談すると安心です。
度々失礼します。
収入取引相手勘定科目という項目があり売掛金や未収入金の設定があったのですが、各種どのように設定すればよろしいでしょうか?

三嶋政美
ご質問ありがとうございます。
売掛金と未収入金の違いと設定方法
売掛金
→ 商品やサービスを販売し、後日代金を受け取る取引に使用します。主に本業の取引に適用されるため、設定先は取引相手が継続的な顧客の場合に使用します。
未収入金
→ 本業以外の収入(例:資産売却や一時的な収入など)に使用します。設定先は、継続性のない取引相手に適します。
freee会計では、各取引に応じて正確に設定することで、後の債権管理や会計処理がスムーズになります。詳細な取引内容に合わせて設定してください。
本投稿は、2025年01月11日 14時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。