不動産所得(初年度)の収支内訳表を確定申告書作成コーナーで作成する場合
来年2/15以降に行う確定申告の予習をしてまして、よろしければ教えてください。
不動産所得(初年度)の収支内訳表を確定申告書作成コーナーで作成する場合についてです。
【質問1】
最初に「期間の入力」がありますが、今年から開業した場合は、
開業日~12/31とすればいいでしょうか?
開業日に関係なく、1/1~12/31とすればいいでしょうか?
【質問2】
金額の入力の1.賃貸料を教えてください。
家賃 78000円
月額管理手数料 4290円
(参考)73710円×12=884,520
賃借人は3月から入居されていますが、
賃貸料月額には、管理手数料を差し引く前の金額と差し引いた後どちらの金額を入力すればいいでしょうか?
賃貸料年額には、実際に1年を通じて得られた家賃総額を入力すればいいでしょうか?
【質問3】
ボロボロだった実家(1990年築)をリフォームして、貸家にしました。
リフォームは資本的支出だと思うのですが、
分けられるものは分けた方がいいのかなと思ってまして、
できる限り分けた結果、下記のようになりました。
a.クロス工事(耐用年数6年)
b.インターホン(耐用年数6年)
c.火災報知器(耐用年数8年)
d.分電盤(耐用年数15年)
e.残額(耐用年数22年)
伺いたいのは、減価償却資産の「種類等」「細目」「名称」「面積又は数量」です。
減価償却資産の種類等は、a~eすべて「建物・車両・機械・備品等(定額等)」で合っていますでしょうか?
減価償却資産の細目は、aとeは建物及びその付属設備、b,c,dは機械及び装置であってますでしょうか?
減価償却資産の名称は、クロス工事、インターホンなど具体的な名前でよいでしょうか?
面積又は数量ですが、インターホンなら1つなので1,火災報知器なら設置した数のように入力すれば大丈夫でしょうか?
クロスの数や面積はよくわからないのですが・・。
ちなみにb.c.dは、10万円未満です。
こういう場合は、全額を経費(修繕費)にするのがいいでしょうか?
リフォーム代を分けた結果10万円未満になったなので、分けて10万円未満になるならeにまとめた方がいいでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答
①会計期間は開業日からとなります。
②賃貸料は管理料を差し引く前の総額で入力することになります。
管理手数料は、別途必要経費に計上することになります。
③確定申告書作成コーナーは使っていないのでよくわかりませんが、
種類については、定額法は問題ないので、選ぶのがそれしかなければそれでよいかと思います。
機械装置ではなく、建物付属設備がよいかと思います。
数量は一式ということで1で問題ありません。
最後は微妙なところですが、分けて10万円未満を消耗品費で落とすことも可能ですが、税務調査があったときに、その計算根拠を提示し、明確説明する必要があります。最後にまとめて処理すれば、そのような必要はなくなるので、安全ではあります。
お早いご回答ありがとうございます。
理解が完全でない部分がありまして、【追加質問】だけご回答お願いできますでしょうか?
②について
「賃貸料 月額」は、管理料を差し引く前の78,000円と理解できました。
【追加質問】
「賃貸料 年額」は、今年受け取ることになる家賃総額(管理料を差し引く前 78000×10=780,000)でよいのでしょうか?
※入居日は3月
年額と書かれてしまうと、78000×12=936,000なのかなと思ったのですが、
12にすると受け取れない金額になってしまうような気がしまして・・。初歩的な質問で申し訳ありません。
③について
最後の部分は迷っておりまして、アドバイスいただき大変助かりました。
無理に消耗品費にしたいわけではなく、無難な方にしたいので、b,c,dはeにまとめて、
a.クロス工事(耐用年数6年)
e.残額、建物(耐用年数22年)
にしようかと思います。
②今年受け取ることになる家賃となります。
おっしゃる通りで問題ございません。
私が記載した「総額」というのは、管理料を差し引いた後の「純額」ではなく、管理料を差し引く前の「総額」ということです。「年額」とは書いていません。
会計には「総額主義」の原則というものがあり、それからすると家賃は管理料を差し引く前の「総額」で計上しなければならないことになります。
ご回答ありがとうございました。
総額主義の原則も検索して理解いたしました。
今後は総額主義にも気を付けて帳簿をつけていきたいと思います。
この度はご丁寧にご教授いただき有難うございました。
本投稿は、2025年06月21日 10時57分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。