確定申告の不動産収支内訳書の書き方について
2019年4月にローンを組んで購入した自宅マンションがあります。ここに1年8ヶ月住んだ後、2020年12月中旬から貸しに出しました。
2020年度の確定申告において、以下ご教授ください。
①経費になるローン金利は、2020年12月の1ヶ月分だけでしょうか?
②耐用年数は通常47年ですが、既に2年経過しているので45年と記載すればよいでしょうか。
③取得価格の欄には、建物売買代金だけでなく、購入時の一時金、不動産取得税を加算して記入する認識でよいでしょうか。
④前年度未償却残高の欄については、③で求めた取得価格から、「建物売買代金×0.9×0.015×2」を引いた金額を記載すればよいでしょうか。それとも、建物売買代金から、上記の計算式で求めた数字を引いた金額を記載すべきでしょうか。
よろしくお願い致します。
税理士の回答

回答します
1 ローンの利息は、貸し出したときから計上できます。
(2020年12月分から)
2 耐用年数は「減価償却率」は変わりませんので、47年の場合「0.022」となります。
3 購入時に実際にかかった金額を集計します。
国税庁HPの「譲渡所得」の「所得費になるもの」を三区負いしてください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3252.htm
4 自宅を業務用に転用した場合の「未償却残高」の計算式があります。詳細が不明ですので、国税庁HPの説明箇所を紹介します。
なお計算の参考として
非業務期間の耐用年数は1.5倍します
耐用年数が47年の場合 × 1.5倍=70.5年 ∴70年
70年の耐用年数 0.015
建物の取得価額×0.9×0.015 ×2(使用年数※1) =非業務期間の減価の価額(旧定額法の計算式で算出します)
建物の取得価額 ー 非業務期間の減価の価額= 業務用に転用した際の未償却残高(※2)
※1 6ヶ月に満たない場合は切り捨て 6ヶ月以上は1年とする
2 前年度末償却残高に記載することになります。
国税庁HP「新築家屋を非業務用から業務用に転用した場合の減価償却費」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2109_qa.htm
本投稿は、2021年04月04日 00時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。