旦那が自営業者の妻の働き方2019
旦那が自営業で源泉微収票の給与支払金額が240万円、娘が社会人、私はパートで社会福祉法人に勤務してるのですが、職場の人数が少ないため、厚生年金・社会保険の加入をしてもらえません。自営業の主婦が年間収入どのくらいであれば一番賢い働き方になるのかを教えてください。会社員の旦那さんだと103万円の壁130万円の壁とかよく言われますが、自営業はどうすればいいのでしようか?職場で聞いても?でどこに問い合わせて聞けば良いかわからず投稿しました。よろしくお願いします。
税理士の回答

国民健康保険の場合、扶養の概念がないので、130万円の壁はありません。
協会又は組合の健康保険の場合、どこまでが扶養に入れるかが年収130万円未満の壁といわれるものですが、国民健康保険では関係ありません。
国民健康保険は、加入者全員が被保険者で、扶養はありません。世帯に複数の所得者がいる場合は、合計した所得を基礎に保険料を計算するような感じです。所得が多ければ、保険料も多くなりますが、累進料率ではなく、単純な料率です。(料率は市町村により異なります。)
103万円(所得38万円)の壁は存在しますが、これは所得税の控除対象扶養親族の場合です。配偶者は150万円の壁といえなくないですが、配偶者特別控除で激変することを防止していますので、多く稼いだので、手取りが減ったということは、基本起こりません。(調整は5万円又は3万円単位で行うので全くない訳ではありません。)
自営業者の場合は、税金や社会保険の関係で、いくらに抑えるという必要はありませんので、いくら働きたいか(時間、金額)を基準に決めたらいいと思います。
130万円以上働いて、国民健康保険の月々の金額アップ分、所得税、住民税、を支払って、どの金額で働くのが1番賢い働き方が知りたいのですが?よろしくお願いします。

働いたので、国民健康保険や税金がそれ以上に増え損したという現象はありません。あなたは、働く時間がその社会福祉法人の正社員の3/4以上に達すれば、その社会福祉法人の健康保険、厚生年金に加入するのが決まりです。でも、単純に負担が増えるのではなく、国民健康保険料が減額、国民年金保険料がなくなります。
どちらか負担が少ないか計算しようにも、国民健康保険料は市町村によって異なります。また、健康保険も組合か、どの県の協会かにより料率が異なるためできません。
なお、社会福祉法人が、人数が少ないため健康保険、厚生年金に加入していないとすれば、違法です。今までは、違法状態を放置していましたが、国は数年前から違法状態を解消しようと指導を強化しています。いつまで、その社会福祉法人が未加入でいられるかは分かりません。
国民健康保険のままであれば、働き損はありません。たくさん働けば保険料は高くなりますが、それ以上に給料が増え、手取りが増えます。あとは、いくらまで働きたいか、金額や時間を考えて自分自身で答を出すしかありません。
○○円の壁はないということは、どこかに損になる壁がないということなので、いくらに抑えようという思考はできません。
パートで月に9万円〜10万円ぐらい収入あっても、厚生年金・社会保険をかけてもらえない。パート全員が時給や寸志はずっと一緒で、楽しみがなし。施設長に何回もお願いしても厚生年金をかけてもらえないので、どこに言えば厚生年金をかけてもらえるのか?
転職を考えた方がいいのか?54歳で真剣に悩んでいます。
度々申し訳ありません。

繰りかえしますが、勤務時間が一般社員の3/4以上であると、健康保険及び厚生年金保険に加入となります。
一般社員が1日8時間とすれば、3/4は6時間です。
これを満たしていますか?
なお特例もあります。
常時501人以上の企業に勤めているか、労使合意に基づき申出をする法人・個人の事業所であれば次の要件を満たす場合は、健康保険及び厚生年金保険に加入となります。
1.週の所定労働時間が20時間以上あること
2.雇用期間が1年以上見込まれること
3.賃金の月額が8.8万円以上であること
4.学生でないこと
満たしている上で、加入していないとすれば、その社会福祉法人に問題があります。言って加入しないのであれば、今後も期待できません。転職を考えた方が賢明かと思います。
本投稿は、2019年10月09日 09時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。