夫の年収が急に1000万超えました。妻がフリーランスの場合の納税はどうなりますか?
今回は(今年の秋)役所に出向き書類を提出するだけで済みましたが、来年からとうなるのかわからず心配です。。扶養からはずれるというこでしょうか。住民税や年金などの支払いはどのようになるのでしょうか。これまでのように夫の会社で給与から天引きにならなくなるのでしょうか。
そして、昨年私は収入なしでしたが、今年の1月から5月まで在宅ワークでの収入が30万程度ありました。恐らく今後も毎年このような感じで収入があると思います。
仕事はデータ入力なのですが、普通のパートとは違い、こちらから請求書を出すという形で給与をもらっています。
これはフリーランスもしくは個人事業主となってしまうのでしょうか。(白色申告をすると聞きましたがそれも来春が初めてとなります)
そうなるとさらに受けられる控除がなくなるのでしょうか。
仕事はやめた方がいいのでしょうか。
ちなみに夫の年収はぎりぎり1000万程度です。急に上がったのはコロナの影響で他社が稼働していなかったためと思われ、今後は元のように1000万円以下に下がる可能性があります。
よろしくお願いします。
税理士の回答

配偶者控除又は配偶者特別控除の限度額が、所得者1,000万円以下、かつ、配偶者48万円以下であるため、外れるのではないか、外れた場合、手続きが大変になるのではないか、とのご心配ではないかと推察します。
ですが、外れた場合、配偶者控除又は配偶者特別控除が受けられなるだけで、給与天引きがされなくなる訳ではありません。
金額は控除が無くなる分、負担は増えますが、支払いの方法に変更はありません。
さらに、1,000万円、48万円は、所得金額です。
給与収入の金額ではありません。
給与には給与所得控除額があり、所得1,000万円を超えるのは、給与収入にすると1,195万円を超えたときです。
ご回答ありがとうございます。安心いたしました。
もう一点不安なことがあります。
妻が白色申告をする場合、これによっての扶養形態や税金について変わることはありますか?
例えば、
①夫の年収が1195万以下の場合、これまで通り扶養から外れないためには幾らまで稼いでも大丈夫なのでしょうか。
②夫の年収が1195万を超えて扶養から外れた場合でも、妻の収入は調整すべき点があるのでしょうか。
分かりにくい説明かと思いますが、よろしくお願いいたします。

妻は、請求書を出す形ということなので、業務委託ではないかと思います。
特定の業者のみの仕事を引き受ける形であれば、家内労働者等の必要経費の特例が適用できます。この場合は、必要経費は収入の限度になりますが、実額の経費が55万円未満であっても、55万円が必要経費となります。
配偶者控除又は配偶者特別控除は、所得者(夫)の所得が900万円以下は満額、900万円超950万円以下は2/3、950万円超1000万円以下1/3、1000万円超 0 という感じで、以後の説明は所得900万円以下の控除額です。
配偶者は扶養控除ではなく、配偶者控除又は配偶者特別控除となり、配偶者控除は所得48万円以下です。控除額は、配偶者の年齢が70歳未満38万円、70歳以上が48万円です。
配偶者特別控除は、配偶者の所得が48万円超95万円で、38万円、それを超えると徐々に縮減され、130万円超133万円以下で、3万円です。
※ 所得とは、収入から必要経費を引いた金額です。
② 「配偶者控除又は配偶者特別控除」は受けられないので、税金というより、社会保険の関係で、中途半端に稼ぐのなら、年収(所得ではない)130万円未満に抑える方が良いと思われます。
なお、夫に会社の給与規定により、配偶者手当が支払われる場合、その限度は守った方が良いことも多いです。
ただし、コレばかりは会社別の制度ですから、このような一般的な相談にはなじまないです。
大変詳しい説明をありがとうございます。
業務委託の場合55万円までは必要経費となる、とのことで、昨年中は55万を下回る収入でしたので問題ないとわかり安心いたしました。
夫の年収が1000万を超えたのはたまたまで、今後常にその状態になるわけではないようなので、両方のケースで質問させていただいた次第です。
本投稿は、2021年12月28日 08時56分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。