大学生/扶養を超えた場合の手取りと手続き
現在大学生で、来年扶養から外れるくらい働く予定です。(2005年2月生まれ) 手取りや手続きについて知りたいです。
大学を休学・現在のアルバイトを休職して、4月から10月まで、万博で派遣社員として働くことを考えております。ざっと給料を計算しても扶養を外れることになります。
時給2100円×実働7時間程度×20日×7ヶ月= 2,058,000円
どのパビリオンで働くかまだ決まっておらず、パビリオンによって開始時期や時給が異なるので、一旦、上記は、一番長くて一番時給が良いもので計算した最大金額です。(幅はあるが、160万円から200万円程度になる予定)
また、万博以外の1〜3月、11、12月は、今まで通りのアルバイトで、月収6、7万程度になります。
1〜12月で、万博での160万+バイトでの30万で190万円は超えれると思っています。
次の年は103万を超えない予定です。(留学するため、超えないです)
❶この場合、手取りはいくらくらいですか?
❷何をいくらくらい給料から天引きされて、何を、いつ、自分で手続きをして納めなければなりませんか?
❸大学生の免除等を利用して手取りを最大にする方法はありますか?
❹いつ扶養から外してもらうのがベストタイミングですか?
❺また扶養内に戻れますか?
複雑な状況だったので、調べづらくこちらで質問させていただきました。
わからないことだらけなので、基本からご教示いただけるとありがたいです。
税理士の回答

石割由紀人
大学生が扶養を超えて働く際の手取りと手続きについて、以下の通りまとめます。
①手取り額について
年収の総額が約190万円となる場合、給与から天引きされるものには所得税と住民税が含まれます。具体的な手取り額を計算するときには、以下を考慮します。
- 所得税
基礎控除や社会保険料控除を考慮した上で課税額を計算。月収に応じた源泉徴収税額表を使って概算。
- 住民税
年間所得に基づき計算され、住民税控除も考慮。翌年6月からの徴収となります。
通常、年収から所得税や社会保険料が引かれ、概算で手取りは総支給額の80〜85%程度になることが多いです。
②給料からの天引きと手続き
- 所得税
給与から月ごとに源泉徴収されます。
- 住民税
翌年6月から翌々年5月まで徴収されます。
- 健康保険・厚生年金保険料
社会保険に加入する場合、給与から天引きされます。
自己負担以外の税や保険料については、年末調整や確定申告を行う必要があります。
③大学生の免除等の手取り最大化策
- 奨学金の利用
返済不要の奨学金を活用することで負担を軽減できます。
- 所得控除
給与所得控除や扶養控除を最大限活用できます(ただし、親の税控除に影響がある場合も)。
- 社会保険料の免除
学生納付特例制度を利用して期限内に手続きを行い、免除を受けることができます。
④扶養から外れるタイミング
親の税制上の扶養控除を考慮に入れた場合、年間103万円(給与所得控除後)を超えると扶養から外れます。このため、年度の早い段階で扶養から外れることが望ましいですが、親の税負担を考慮し計画的に行うことが重要です。
⑤扶養内に戻れるか
翌年の所得が103万円以下になる場合、再び親の扶養に入れる可能性があります。扶養に入るのは1月1日時点での状況が判断基準となるため、新年度のスタートと共に計画を見直すことが適切です。
ご丁寧に回答いただきありがとうございます。参考になりました。
本投稿は、2024年10月31日 01時06分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。