親の扶養に入っている学生の確定申告について
私はアルバイトで今年このまま働き続けるとおよそ70〜90万程度収入を得る予定ですが、この度noteで有料記事を販売しようと考えております。
販売利益をいくら以内に抑えれば確定申告不要かつ親の扶養から外れずに済むでしょうか。
計算方法をご教授頂きたいです。
ご回答お待ちしております。
税理士の回答

結論、販売の所得(収入−必要経費)が20万円以下であれば、確定申告扶養かつ扶養から外れません。
2025年より控除対象扶養親族となるための要件が合計所得金額58万円となりました。
アルバイトは給与所得、
有料記事の販売収入は雑所得になります。
給与所得:90万−65万=25万
よって扶養から外れないようにするには、58万−25万=33万以内に雑所得を抑える必要があります。
一方で、アルバイト(本業)のみであれば年末調整のみで課税関係が完結するところ、販売収入(副業)がある場合、確定申告が必要になってきますが、副業の所得(雑所得)が20万円以下であれば確定申告不要となります。
よって雑所得20万円以下であれば、確定申告不要かつ扶養から外れないと考えます。
◆ご参考
・給与所得者で確定申告が必要な人
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1900.htm
・令和7年度税制改正による所得税の基礎控除の見直し等について
https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm
この度は、ご丁寧かつ的確なご説明をいただき、誠にありがとうございました。
参考資料も併せて拝見し、大変わかりやすく、助かりました。
雑所得や確定申告、扶養の関係について、自分の中でうまく情報を整理できず混乱しておりましたが、先生のご説明で理解が深まり、ようやくすっきりと納得することができました。
お忙しい中ご対応いただき、心より感謝申し上げます。
本投稿は、2025年06月01日 00時28分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。