確定申告などの基本的な質問と、アルバイトの累計課税対象103万の計算方法などについて
始めに、根本的な質問をさせて下さい。
まず、確定申告とはそれを提出することで自分が稼いだ金額を税務署に報告する書類、という認識で良いでしょうか?
もしくは、源泉徴収の時点で税務署に自分が稼いだ金額が報告されているのでしょうか?
そしてここから、今の自分の状況を記述し、その後、本題の質問をいくつかさせていただきます。
自分は4年間続けたメインのアルバイトと、数回日雇いのアルバイトを2019年の内にしました。
自分は大学4年で、親の扶養にも入っている為、103万円を越えないよう計算をして働いて来ました。しかし、アルバイト先の店長のミスで有給が今年中に支払われてしまい、計算上103万を越えるようになってしまいました。
ちなみに、計算の内訳は、メインのアルバイトでの給料が有給を合わせて102万6000円、日雇いのアルバイトは6万円で、合わせて、108万6000円です。
ここから質問です。
①少しネットで調べた所、副業は20万以外の場合であれば確定申告をしなくて良いと記載がありました。
すなわち、ここで言う日雇いのアルバイトの6万円分は確定申告をしなくて良いということでしょうか?
②確定申告をしなくて良いとなれば、累計課税対象に含まれず、108万6000円から6万円を引いた102万6000円という事になるのでしょうか?
また、根本的な質問の所でも質問させていただきましたが、源泉徴収で既に累計課税対象に含まれるという場合も教えて下されば幸いです。
③もし、申告しなければならず、親に対しての扶養控除なった場合、親にいくら程の課税がなされるのでしょうか?ちなみに、父親の年収は1000万円程度です。
④そして、自分は来年の4月から社会人になるのですが、1月から3月一杯までの期間しか無くても親に迷惑を掛けてしまったりするのでしょうか?4月から働くので、あまり気にしなくても良いように感じますが、やはり、1年分扶養控除が無くなるのでしょうか?
分かりづらい点、至らぬ点ばかりだとは思いますが、よろしければお力添え頂ければ幸いです。
税理士の回答

1.確定申告とは、前年1年間分のその人自身が払わなければならない税金を確定させるために、税務署に前年の収入などを申告することです。相談者様のご認識の通りになると思います。源泉徴収の時点では、税務署には報告されず、翌年の1月に提出される法定調書(源泉徴収票など)で報告がされます。
2.2か所以上から給与の支払を受けている人で、主たる給与以外の給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人は、確定申告が必要になります。20万円以下であれば、確定申告は不要ですが、住民税の申告は必要になります。
3.確定申告が不要でも、扶養判定の給与収入には含まれます。扶養の判定は、すべての給与収入の合計額で判定されます。
4.扶養を外れた場合の親の税負担増
(1)所得税 特定扶養控除額63万円X20%=126,000円
(2)住民税 特定扶養控除額45万円x10%(定率)=45,000円
5.相談者様は、翌年の4月から会社に就職予定ですので、翌年は確実に年収が103万円をこえますので翌年の1月から扶養を外れることになると思います。
ありがとうございます!
助かりました!
本投稿は、2019年12月28日 13時08分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。