住宅ローン控除と3000万円特別控除について
2023年にローンを組んで家を購入した為、3月15日迄に確定申告をすれば住宅ローン控除を受ける事が出来ます。
購入前に住んでいた家は処分する予定で、もし3年以内に売却する事が出来た場合は3000万円特別控除を申請出来ると思うので、3年以内に売却出来た場合は節税になる方を使用したいと思っています。
今回、住宅ローン控除を申請して住宅ローン控除を受けたとしても修正申告をして住宅ローン控除分を納税すれば、3000万円特別控除を受ける事が出来るのでしょうか?
それとも3年以内に売却出来るか分かりませんが、今回は住宅ローン控除の申請はせず3年後に住宅ローン控除の申請をした方がいいのでしょうか?
宜しくお願い致します。
税理士の回答
おっしゃるとおり、買い替えの際に売却した自宅について3,000万円特別控除の適用を受け、新たに購入した自宅について住宅ローン控除を受けるということはできず、どちらか一つを選択しなければなりません。
したがって、自宅の買い替えにあたってはどちらが有利なのかを考えておく必要があります。
今回の確定申告では保留にしておき、売却期限の3年後まで住宅ローン控除の申請を待ったとしても「更正の請求」という手続きを行えば、法定申告期限から5年以内であれば還付を受けることができます。
ただし、更正の請求手続きを別途行う必要があり、手間が発生するというデメリットも生じます。
ご自宅を仮に売却された際に予想される利益(所得税法上の譲渡所得に相当します)に対して発生する税額と、今後、住宅ローン控除を受けることで圧縮できる税額とを事前にシミュレーションされて、どちらを選択するかを先に決めておいた方が宜しいかと思います。
まずは不動産業者と相談されることをオススメいたします。
上記参考になれば幸いです。
ご教示頂きありがとうございました。
本投稿は、2024年02月22日 18時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。