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確定申告の医療費の還付額は所得額によって変わるのですか?

お世話になっています。
わたしの扶養家族は障害をもっているために医療費が非常に多くかかってしまっています。繰り返し手術を受ける必要もある状態です。毎年、軽く医療費は100万を超えます。場合によっては200万を超えてしまうかもしれません。
そして私はいわゆる自由業のために、その年その年で大きく収入が変わります。
そこでご質問です。例えばの話ですが、収入が1200万ほどの年と200万の年とでは
還付される額は変わってくるのでしょうか?そんなにこちらの都合のよいように治療や手術の年は選べないにしても、一生抱えていかなければならない病気のために、うまくやりくりしなければならないためにおたずねいたします。
収入の額と還付される額の関係式のようなものがあれば、なければそれに代わるような概要をお教えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

税理士の回答

医療費控除は所得控除の一つになりますので、同じ医療費の額であっても所得金額(課税所得金額)が高い年の方が減税額は大きくなります。
ご注意いただくのは、「収入」ではなく「所得」の金額であるという点です。自由業とのことですので、収入から必要経費を差し引いた金額が所得(事業所得)になります。そして事業所得の金額から各種所得控除の金額を差し引いたものが課税所得金額になります。

医療費控除前の課税所得金額が1,000万円のケースと150万円のケースで、医療費控除の金額が100万円あった場合の所得税の減税額を比較しますと次のようになります。
・1,000万の場合:100万円×33%=33万円
・150万円の場合:100万円×5%=5万円

このように、所得金額(課税所得金額)が大きい年ほど医療費控除による減税効果は大きくなります。医療費の金額を年によって使い分けることは現実的ではないかと思いますが、上記のような税の仕組みになっておりますので、ご参考にして頂ければと思います。
宜しくお願いします。

大変ありがとうございます。ものすごくザックリいうと、同じ医療費を払っていても,所得が高いほど
還付される額が多くなるという認識でよろしいのですね。ありがとうございます。

本投稿は、2017年06月03日 16時31分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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