サラリーマンとしての確定申告の際に、自分が代表の合同会社の赤字分を損益通算できますか。
サラリーマンをやっています
副業をやるため、そしてサラリーマンとしての節税も考えて、自分が代表で、自分と配偶者の2人の合同会社を設立しました。
設立した合同会社では貿易をやるため色々準備しましたが準備や営業で結局1年経ってしまい売上は上がっていません。家賃や光熱費等の経費だけかかって赤字の状況です。
サラリーマンとしての確定申告の際に、合同会社の赤字分を損益通算できるのでしょうか?サラリーマンとしての節税になる方法はありますでしょうか?
合同会社の決算の時期が近づいており、このまま売上の目処がたたず、サラリーマン所得の方の節税にもならないなら、合同会社をしばらく休止の手続きをした方がよろしいでしょうか?
税理士の回答

サラリーマンとしての確定申告の際に、合同会社の赤字分を損益通算できるのでしょうか?
→個人と法人では課される税目が違いますため、できません。
サラリーマンとしての節税になる方法はありますでしょうか?
→ないと思います。
合同会社の決算の時期が近づいており、このまま売上の目処がたたず、サラリーマン所得の方の節税にもならないなら、合同会社をしばらく休止の手続きをした方がよろしいでしょうか?
→会社の維持費もかかるでしょうし、合同会社でご相談者様の給与所得について節税はできませんので、売上の目処もないのでしたら、清算してもよろしいかと思います。
松井様
的確でご丁寧なアドバイスを誠にありがとうございます。大変参考になり、助かります。
追加で教えていただけますでしょうか。
合同会社で相談者の給与所得については節税できないとのことですが、合同会社で不動産賃貸事業をやって赤字になった場合にも(どんな事業で赤字になっても)、給与所得については節税できないという理解でよろしいでしょうか。給与所得で損益通算による節税が可能なのは、合同会社の代表ではなく個人事業主として事業をやって赤字になった場合のみという理解であっていますか。
給与所得以外の収入も確保しながら、給与所得の節税にもなるようであればいいなと思い、お尋ねさせていただきました。よろしくお願いいたします。

合同会社で不動産賃貸事業をやって赤字になった場合にも(どんな事業で赤字になっても)、給与所得については節税できないという理解でよろしいでしょうか。給与所得で損益通算による節税が可能なのは、合同会社の代表ではなく個人事業主として事業をやって赤字になった場合のみという理解であっていますか。
→法人の赤字と個人の所得を損益通算するというのがあり得ないです。ケースバイケースですが、概ねご相談者様のご理解でよろしいかと存じます。
松井様、
重ねての的確なアドバイスを誠にありがとうございました。大変参考になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。
本投稿は、2022年12月03日 17時09分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。