パチンコやオンカジのスロットにおける一時所得について
パチンコやオンラインカジノのスロット等は競馬等とは違い、百回、千回、万回以上まわして、一度の大当たりを狙うゲームです。
例えば千回まわしている間に、小役の配当もありますが、通常それで儲けることはできず、あくまで、パチンコでは「大当たり」で、オンカジスロットなら「フリースピン」で儲けを狙うゲームです。
しかし、法律の建前とおり厳密に一時所得の計算をしようとするならば、パチンコの場合、以下のようになるかと思います。
1玉4円の場合。
1玉目、スタートチャッカーに入らず無配当であったため経費算入せず。
2玉目、チャッカーに入り5玉の返し(20円)があったので、20円-4円=16円の利益、
途中省略し、
5000玉目、大当たりを引き2000玉出た(8000円)ので、8000円-4円=7996円の利益、
となります。
しかし、実際には、早いスピードで打ち込まれていく一玉一玉の結果を覚えておくことは不可能ですし、仮にそれをデータとして入手できたところで、何十万回という数の一回転ごとの結果を計算することは、あまりに非現実的です。
これは、オンカジのスロットでも同じことが言えます。
そのため、建前上は上記の計算方法が正しいとしても、実務では、その日に、あるいはその月に、いくら使って(3万)、いくら現金化して(5万)、いくら勝ったか(2万)と所得を計算していくのが妥当だと思われます。
しかし、計算は一回転ごとという建前上のアンサーを見かけることが多く、仮にそういう厳密な処理方法が正しいとの見解を持つ税理士が、実際にクライアントから数十万回転分のデータを提供された場合、厳密に一回転ずつ経費計算をするのでしょうか?
結局のところ、この問題の論点は、1回転ごと、1分ごと、1時間ごと、1月ごと、1年ごと、それとも大当たりごと、のうち、どれが正解なの?、というところに行き着くと思います。
建前上は1回転ごとでも、実務ではどれが妥当だと思われますか?
また、税務署に聞けば、立場上「1回転ごとに計算して下さい」と言わざるを得ないと思うし、そもそも税務署に聞いてはいけない質問の匂いがします。
税理士の回答

竹中公剛
また、税務署に聞けば、立場上「1回転ごとに計算して下さい」と言わざるを得ないと思うし、そもそも税務署に聞いてはいけない質問の匂いがします。
上記のことは、建前ではありません。
そのように誰しも計算します。
税務は法律通りです。ご理解ください。
「税理士は誰しも1回転ごとに計算します」とのことですが、オンカジスロットを毎日2万回まわした場合は年間で730万回転となり、現実的に考えて計算不可能だと思いますが、本当に計算しますか?
そもそもパチンコの場合は、毎回、動画で撮影でもしない限り、取引データが無いため、計算できないと思うのですが、何を根拠にして計算するのですか?
建前はいいので、実務レベルでの対処方法が知りたいのです。
現実的に計算不能な場合に、何を元に計算をするのか?と言うことです。

竹中公剛
「税理士は誰しも1回転ごとに計算します」とのことですが、オンカジスロットを毎日2万回まわした場合は年間で730万回転となり、現実的に考えて計算不可能だと思いますが、本当に計算しますか?
私が計算するなら、その報酬は莫大になります。
ので、そのようなことは、受けません。
不可能ではないです。
そこから資料をいたっだければ、計算結果を出してくれるはずです。
勝った時の合計と、その時の投資額の資料です。
以上で回答は終了します。
本投稿は、2022年12月30日 21時29分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。