オンラインカジノにかかる税金について
オンラインカジノの利益から負け分は差し引かれないという事ですが、
仮の話で恐縮ですか、2倍のゲームでマーチンゲールで賭けたとして、
最初に100円ベットして負ければ賭け金を2倍、4倍、8倍、16倍と増やして、
16倍で勝ったとすると、その時点での利益は100円ですが、負け分が差し引かれなければ、この5回のベットでの利益は1600円になり、
仮に毎回5回目の16倍で勝利して、それを400セットの合計2000ゲームをプレイした場合、1日の利益は4万円(100円x400円)のはずですが、課税されるのは400x1600円=660,000になるのでしょうか?
4万円では確定申告しないと思いますが、これを1か月(30日)続けて利益が120万円になって申告した場合は、税務署に利益を660,000x30=19,800,000に修正されるのでしょうか?
税理士の回答

オンラインカジノはギャンブルに分類されるので、勝利金はパチンコや競艇、競馬などと同じ一時所得に分類されます。計算上は「勝った金額 – 賭けた金額」が一時所得として分類されますが、賭けた金額を引くのであって、負けた金額を引くわけではないのはご存じのとおりです。負けた金額は経費にできないので、利益から引くことができない仕組みになっています。
マーチンゲールは、確率論的には利益を増やすことができるベッティングシステムの一種で人気の攻略法ですが、毎回1ゲーム分だけで計算します。例えばご相談のとおり、4回負けて5回目に勝ったとしても、全体の利益としては1ゲーム分の100円しか勝てません。しかし、勝利金としては5回目の最終分1600円となります。つまり利益が1ゲーム分しか出ていなくとも、一時所得として、記載する勝利金は最終ゲームのみで計算する必要があり、4回分の負けの掛け金は経費にはなりません。ですから理論上は計算されたとおりの所得となります(あくまでゲーム上の理論値ですが)。
比較的プレイ回数が少ないうちに回収することができれば、税金もそれほど大きくなりませんが、ゲームでの利益を追いかけて何度も勝負すると、どうしても総括的な利益に対して申告する金額が大きくなってしまうので、マーチンゲールは税金対策には向いていない攻略法だとの評価です。
なおオンラインカジノをプレイしている場合には、勝ち負けや、入金出金の履歴はしっかりと保存しておきましょう。
本投稿は、2024年01月08日 19時22分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。