新人声優の確定申告について
今年4月に声優事務所へ所属し、アルバイトをしながら活動しております。
・開業届は未提出
・事務所のレッスン費、入所金は振込支払い。(領収書あり)
・個人的に通っているワークショップは、都度現金支払いのため領収書等無し。
・レッスンやワークショップに通う交通費は毎月かかる金額分をPASMOへ入れている。(月々の合計金額での領収書あり)
・事務所のレッスン費→入所金55,000円(入所時1回のみ)
月々レッスン費→33,000円
◆4~12月分(入所金含む)合計:352,000円
・演技力向上のため自主的に通っているワークショップ 1回あたり→3,000円(毎週火曜)
◆今年分合計(予定概算):138,000円
・事務所レッスンへ行く交通費→2,260円(月々)
◆4~12月分合計:20,340円
・自主的に通ってるワークショップの交通費
1回あたり往復:712円
◆今年分合計(予定概算):32,752円
※金額は全て税込。状況金額はあくまで目安としての計算、今年度分12月までの概算金額。
●声優としての収入は年間20万円以下。雑所得となり所得税申告は必要ないのか?
●下記記載の活動のためかかった費用は、経費は計上できるか?
●住民税の申告について。声優としての収入20万以下で、下記の通り活動のためかかる費用あるが、申告必要可否・支払い義務は生じるか?
●領収書のない経費は、ノートへのメモよる記載で良いのか?
●また、確定申告必要時は税務署へ必要書類を持ち、書面での手続きでよいか?
長くなり申し訳ありません。ご回答よろしくお願い致します。
税理士の回答
こんにちは。確定申告に関するご相談ですね。
まず確定申告が必要なのかどうかについて。
アルバイト先から給料を受け取っていらっしゃるのでしょうから、雑所得が20万円を超えないのであれば確定申告は不要です。
ちなみに、雑所得の計算は、「収入から経費を引いて」行います。
次に経費について。声優のお仕事に必要なものであれば、経費としての計上は可能です。
住民税は所得税とは違うルールですので、雑所得が20万円以下でも自治体への申告が必要となります。ただ、雑所得が赤字になるのであれば、住民税の申告は不要と考えられます。
領収書のない経費については、支払日付、金額、支払先、支払内容を記録して経費にしましょう。あと、領収書そのものでなくても、可能であればワークショップのレッスン料がわかる資料(ホームページとか)、ワークショップに参加した日付がわかる記録(交通費です)など、セットで保存しておくと証拠力が高まります。ただし、領収書のない経費があまり多すぎると問題になる可能性があることはご承知おきください。
最後に、税務署での確定申告ですが、基本的には電子申告での手続きとなります。
声優業に関する収入・経費の金額をまとめた資料と、アルバイト先からもらえる源泉徴収票を持っていきましょう。税務職員が対応してくれるはずです。なお、領収書自体は持っていく必要はありません。
念のため、交通費ですが電車バスに乗った使用履歴を保存するようにしてください。入金履歴では、経費の証拠としては弱いかと考えます。
ご連絡ありがとうございます。
「念のため、交通費ですが電車バスに乗った使用履歴を保存するようにしてください。入金履歴では、経費の証拠としては弱いかと考えます。」
との事ですが、使用履歴の保存とは、乗った電車の日時と金額を控えればよろしいのでしょうか?
追加の質問で失礼致します。
追加でのご質問、ありがとうございます。
例えば、ICカードタイプであれば、駅の券売機で乗車履歴が印刷できるはずです。
その印刷した乗車履歴を、領収書の代わりとして保存していただければよいかなと思います。
ご回答ありがとうございます。
乗車履歴の印刷方法など確認し、印刷し保存するよう致します。
ありがとうございました。
本投稿は、2024年08月25日 12時20分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。