個人事業主の確定申告と扶養について
現在、パートで働いていますが、8月から副業で個人事業主として小売業をはじめ、確定申告と扶養について悩んでいます。
パートでの収入が月8万円、クラウド系業務委託での収入が月1.5万円、現在小売業での収入はほぼ0ですが、12月頃から少しずつ売上が上がり、4月頃には月50万円ほどの売り上げを見込んでいます。固定経費が月約10万円で、今年は赤字となりますが、今年の分の確定申告は行ったほうが良いのでしょうか?行う場合は白色か青色かについてもアドバイスいただきたいです。
また、現在は夫の扶養に入っていますが、来年は間違いなく外れますので、その外れるタイミングについてもご教示いただけますと幸いです。
税理士の回答

①以下の様に合計所得金額が48万円以下であれば、扶養内になり、確定申告は不要になります。48万円を超えると、扶養から外れ、確定申告が必要になります。
1.給与所得
収入金額-給与所得控除額55万円=給与所得金額
2.雑所得(業務委託、小売業)
収入金額-経費=雑所得金額
3.1+2=合計所得金額
②青色は開業届、青色申告承認申請書の提出が必要になります。なお、給与所得が本業になれば提出はできません。
③扶養から外れるタイミングは、合計所得金額が48万円を超えることが確実になった時点になります。
ご回答ありがとうございます。
具体的に計算すると、
8万円×12ヶ月=96万円
96万円-55万円=41万円(給与所得)
1.5万円×5ヶ月=7.5万円(業務委託所得)
5万円(小売業所得12月分)
10万円×5ヶ月=50万円(固定経費)
7.5万円+5万円-50万円=-37.5万円(雑所得)
今年については-37.5万円の赤字なので確定申告は不要ということで大丈夫でしょうか?
開業届と青色申告承認申請書は、提出しております。
扶養から外れるのは来年からということですね。
ありがとうございます。

開業届、青色申告承認申請書を提出していれば事業所得(青色申告)になります。給与所得との損益通算がされて合計所得金額は48万円以下になります。なお、青色申告であれば確定申告の義務がなくても申告をしておくのが良いと思います。
ありがとうございます。
赤字でも青色申告を行ったほうが良いのですね。

相談者様のご理解の通りになります。
本投稿は、2024年10月27日 11時54分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。