[確定申告]総勘定元帳と昨年ね貸借対照表 - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
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総勘定元帳と昨年ね貸借対照表

はじめまして
青色申告会で毎年申請しているのですが自分も勉強したいと思いご教示願います。
申告会では昨年の貸借対照表と今年の総勘定元帳を照らし合わせて電卓で計算をしているのですが、主にどういうところを見比べているのでしょうか?
今回は元入金が合わないといわれたのですが、去年の貸借対照表と元帳をどうみたら合わないとわかるのでしょうか?時間に追われて機械的に計算して提出する作業でなかなか質問ができません。どこで間違いを探しているのかご教示願います。
宜しくお願いいたします。

税理士の回答

なぜその方に聞かないのか・・・
聞くことが一番の理解になります。
そのことを教えるのか、青色申告会だと思います。
宜しくお願い致します。

そうなのですが、この時期は1時間のうちに終わらせなければならなく質問をすると話が伸びて申告書を作成できなくなります。1時間の予約もネットで取り合いで、しかも毎回料金が発生するのでゆっくり聞く余裕が全くないです。なのでこちらで質問させていただきました。

 「元入金」のどこが合わないと指摘されたのでしょうか?
 
その年の期首(1/1)に記載された「元入金」は、同額を一旦期末(12/31)の元入金の金額として転記しますので「合わない」ことはないと考えます。

 なお、翌年の期首(1/1)の金額は少し計算をしないといけませんが、その計算が合わなかったのですか?
 通常、期中での「元入金」の仕訳(異動)は無いのですが?

 すこし、「元入金」の説明をします。
  もともと「元入金」は、最初に貴方が事業用に捻出した資金となります。
 翌年の「期首」の「元入金」は、もともとの「資金」に前年儲けた利益(青色特別控除前の利益)に、事業主が追加で事業用に支出した金額(事業主借)の残高を足し、事業主の生活費などに出金などした金額(事業主貸)を差し引いた額が残高になります。
 期末元入金 + 青色特別控除前の所得金額 + 事業主借 - 事業主貸 = 翌期首(1月1日)の元入金の額

 そのため「元入金が合わない」ことは通常あり得ません。
 もしかすると「受取利息」を貸借対照表に別途計上していませんか?この場合の「受取利息」は「事業主借」と同性格のため、この金額分が合わない可能性もあります。
 青色申告会の指摘がどこを指しているのかよくわかりませんので、簡単に設例で説明します

 例えば前期末(12/31)の貸借対照表が
   (資産の部)   (負債・資本の部)
  現金   200     事業主借 100
  事業主貸 30     青色特別控除前の所得金額90
             元入金   40
     計 230      計   230    

 翌年期首(1/1)の貸借対照表の残高は
   (資本の部)   (負債・資本の部)
  現金 200        元入金 200 ※ になります
  ※前年末「元入金40」 + 青色特別控除前「所得金額90」 +
    「事業主借100」 - 「事業主貸30」 = 翌期首の「元入金200」

 そして
 翌期中(1/1~12/31)の取引が
 売上が100(うち売掛金残高30、70は現金受取) 
 経費が50(現金支出)の場合

 青色決算書の損益計算書では
 「青色特別控除前の所得金額」は50になります。(売上100-経費50)

  仕訳は
   現金 70 / 売上高 100
   売掛金30 /        と
   〇〇費 50/ 現金 50 となります

  その結果、貸借対照表の期末(12/31)の残高は
    (資産の部)     (負債・資本の部)
    現金  220※    青色特別控除前の所得金額 50
    売掛金  30          元入金     200
   計  250                計 250
   ※ 期首残 200 + 売上入金70 - 経費出金50 = 期末残 220
  
   複式簿記で仕訳(帳簿)を作成しているときは、通常集計の誤りがない限り、損益計算書の「青色申告特別控除前の所得金額」を期末の貸借対照表上に転記することで、期末現在の「資産」と「負債・資本の部」の貸借は一致するはずです。
   

そうなのですが、この時期は1時間のうちに終わらせなければならなく質問をすると話が伸びて申告書を作成できなくなります。1時間の予約もネットで取り合いで、しかも毎回料金が発生するのでゆっくり聞く余裕が全くないです。なのでこちらで質問させていただきました。

そうなんですね。
基本から教えることはないのですね。
米森まつ美先生が、事細かに記載くださっています。
よく読んでください。
本来は先生にベストをすべきだったように思います。
頑張ってください。

米森先生詳しくありがとうございます。
貸借対照表の翌年の残高計算方法を初めて知りました。よく読んで計算してみます。
お二人の先生ありがとうございました。

 少しでもお役に立てましたら幸いです。
 相談者にとって分かりやすく、かつ、続けやすい「記帳」方法などは、やはり時間がないと細かく指導することは難しいのでしょう。
 青色申告会に余裕のある頃・・・年の半ばごろに、記帳指導を依頼してはいかがでしょうか。

本投稿は、2024年12月10日 12時43分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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