同人グッズの売れ残りの計上の方法について
2024年度は白色申告で2025年度は青色申告で確定申告を予定している専業のフリーランスです。
同人でグッズの制作をしているのですが、下記の状態になっていて悩んでいるのでお力添えを頂けると幸いです。
質問1
2024年度の白色申告で10万で10個作って2個の在庫です。
この場合の帳簿はどのように記載したらよろしいでしょうか?
質問2
2025年度に青色申告で24年度の在庫の2個の帳簿のつけ方はどのようになりますか?
初歩的な内容になって恐縮ですがご回答いただけると幸いです。
税理士の回答
①2個分の原価を仕入金額から差し引いて、それを売上原価として計上することになります。
収支内訳書では、期末商品棚卸高のところに、売れ残った2個分の原価を記入し、売上原価を算出することになります。
収支内訳書
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/yoshiki/01/shinkokusho/pdf/r05/05.pdf
②在庫2個分の原価を、期首残高の商品のところに登録します。
そのうえで、
(借方)期首商品棚卸高 ××× (貸方)商品 ×××
と仕訳を切れば、前期売れ残った2個分の原価が売上原価に算入されます。

三嶋政美
このたびはご質問ありがとうございます。同人活動におけるグッズ制作の在庫管理と帳簿記載について、以下に回答いたします。
質問1: 2024年度の白色申告について
白色申告では、簡易的な帳簿管理が求められます。グッズ制作費用10万円で10個を作成し、2個が在庫として残っている場合、以下のように記帳します。
2024年度に販売した8個分の売上(販売価格合計)を収入として記載します。その売上に対応する制作費(10万円のうち8個分、8万円)を「必要経費」に計上します。残り2個分の原価(2万円相当)は「期末商品棚卸高」として帳簿に記載し、在庫資産として翌年度に繰り越します。
質問2: 2025年度の青色申告について
青色申告では、より詳細な帳簿付けが求められます。2024年度から繰り越された2個分の在庫(2万円相当)は、「期首商品棚卸高」として記帳します。販売が発生した場合は、販売した商品の原価を「売上原価」として計上します。未販売の場合は、年末時点での残存分を再度「期末商品棚卸高」として記録します。この手続きにより、正確な在庫管理が可能となり、損益計算が適切に行えます。
なお、青色申告では帳簿の整合性が重要となるため、不安な点がある場合は税理士への相談をお勧めいたします。
本投稿は、2025年01月21日 03時04分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。