申告の時期について
かさ上げ事業により曳家補償と移転雑費がもらえるのですが、予算の関係で支払いが2年に跨ぐそうです。それぞれの年にもらった金額をそれぞれ申告すればいいのでしょうか?まとめて申告する必要がある場合はどちらの年に申告するか決まっているのですか?
税理士の回答

西野和志
国税OB税理士です✨
最初の年に、全額を申告します。移転が住んでいなければ、税務署で、収益補償金の繰延申請書を提出して、来年まで、課税を待ってもらう事ができます。
回答ありがとうございます。あと2点お聞きしたいです。
まず、繰延した場合は移転が済んだ年の収入として計算するという理解でいいでしょうか?課税を待ってくれるだけで、年分としては最初の年の申告をすることになりますか?
また、先に補償金をもらった知人はもらった年ごとに申告するのだと思い、昨年もらった分を既に申告してしまったそうです。今年もらう分と合算して申告をやり直すのでしょうか?ちなみに移転はまだ終わっていません。

西野和志
全体をどちらかの年分で申告することになります。
2年に分けたのは間違いです。
一時所得として計算します。
補償金5,000,000もらったとして、移転などに2,000,000円かかったケースであれば
5,000,000-2,000,000=3,000,000
3,000,000-500,000(特別控除)×1/2=1,250,000(課税される所得)
2年に分けると、50万円の特別控除を2回引いてしまうので、間違いです。
一つの公共事業で、控除できるのは、どちらかの年分(終わらなかった場合には、繰り延べて翌年にまとめて申告を行うのが、正しい申告の仕方です。
何度もご丁寧にありがとうございます。
知人にはこの回答を見せて、ちかくの税務署に相談してみるように伝えます。

西野和志
ご参考になって幸いです。
私は、長年、税務署で公共事業の申告などを端とする資産課税部門におりました。
本投稿は、2025年10月02日 20時33分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。