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【確定申告】学生のアルバイトと業務委託の掛け持ち

私は現在大学4年生(23歳)で、業務委託で通訳の仕事、アルバイトで小売の仕事をしております。

2025年12月までの収入がそれぞれ
業務委託:932,100円
アルバイト:343,380円となる見込みです。

この場合、アルバイト収入と雑所得の合計が48万円を超えるため、確定申告が必要になり、また親の扶養から外れるということで間違いないでしょうか。

また、所得税もかかるという認識で合っておりますでしょうか。その場合おおよそどの程度の金額となりますでしょうか。

最後に、その他住民税や社会保険料など、色々と複雑で混乱してしまっているため、これら関係のある項目について教えていただけますでしょうか。



税理士の回答

【1】確定申告が必要か
給与所得者で確定申告が不要になるのは、
「給与が1か所のみ」かつ「その他の所得が20万円以下」の場合です。

あなたの場合、
・給与所得がある(アルバイト)
・業務委託(雑所得または事業所得)がある
→ その他の所得(業務委託分)が20万円を超えるため、確定申告が必要です。



【2】親の扶養に入れるか(税法上)
親の「扶養控除」が使えるのは、あなたの合計所得金額が48万円以下の場合です。

計算:
・アルバイト所得 → 343,380円 − 給与所得控除55万円=0円(最低控除55万円)
・業務委託所得 → 932,100円 − 経費(仮に132,100円)=約800,000円

合計所得金額=約80万円
→ 48万円を超えるため、親の扶養控除から外れます。



【3】所得税の発生
課税所得=合計所得金額 − 基礎控除(48万円)
→ 80万円 − 48万円=32万円

所得税率5%
→ 32万円 × 5%=16,000円(復興特別税を含め約16,800円)

→ 所得税:約1.6万円程度発生



【4】住民税
前年の所得が45万円を超えると課税される自治体が多いです。
所得80万円程度の場合、住民税は年1〜2万円程度になります。



【5】健康保険(親の扶養)
健康保険の扶養は年収130万円が目安です(おおむね月108,333円未満)。
あなたの年収見込みは約127万円なので、扶養のままでOKです。



【6】社会保険料(国民年金など)
・大学生であれば国民年金は自分で加入(20歳以降)
・所得が少ない場合は「学生納付特例制度」を申請すれば保険料を猶予できます。

本投稿は、2025年11月05日 01時16分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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