退職時の源泉徴収票を、転職先に提出し忘れ年末調整
A社を昨年末を持って退職したんですが、新年度に、余っていた有給休暇の消化日数分に対する給与支払いがあり、源泉徴収票も2月になって封書で来ました。
夏期にB社に転職し、B社で年末調整時期を迎えましたが、A社の源泉徴収票を失念して、提出し忘れました。
個人年金の払込証明書などはB社に提出済みで、A社源泉徴収票のみ未精算という形です。
B社は月末締切の翌15日払いなので、12/15日の時点でB社の年末調整は終了となっています。
(B社源泉徴収票の備考欄に年調済と記載)
A社源泉徴収票の分は、今後どうすれば良いでしょうか?
税理士の回答

1 A社の昨年の給与
年末調整されていないのであれば、確定申告することになります。
源泉徴収票をなくしたのであれば、再発行してもらうことになります。
2 A社の今年の給与
A社の源泉徴収票を再発行してもらって、A社とB社の分を併せて確定申告することになります。追加の納税額が発生する可能性がありますが、内容によっては還付になることも考えられます。
再発行が受けられない場合は最悪税務署からの指摘を待つということも考えられます(指摘がないかもしれません)。A、B社の給与所得の内容の情報は、A、B社 ⇒ 納税者の住所地の市区町村 ⇒ 納税者の所轄税務署 と伝わると考えられますので、追加納付が必要なら、税務署から連絡があると思われます。
A社の今年の給与がなければ、なにもする必要はありません。
年末調整の終わっているB社源泉徴収票と、年頭に送付されてきたA社源泉徴収票を所持している場合、厳密に「2ヵ所から給与支払いを得た」事になるので、e-taxによる電子申告の確定申告書は作成できなくなるんでしょうか?
今回の場合は、A・Bどちらの申告書をチョイスしたら良いのでしょうか?
また、まとめて、医療費控除や株の配当金控除(総合課税選択)を記載させたいと思っています。

年頭に送られてきたA社の源泉徴収票の上部欄外の平成 年分を先ず確認して下さい。平成31年分になっていますでしょうか。平成31年分となっていればB社分と併せて2箇所ということになります。
e-taxは、給与が2箇所でも3箇所でも使用できます。また、医療費控除や配当控除にも対応していますので、A様式で完結できます。
なお、A社の源泉徴収票が平成30年分となっている場合は、給与2箇所とはなりませんのでB社と合せて確定申告できません。
本投稿は、2019年12月12日 17時59分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。