複数公演の報酬が年を跨いだ場合
個人事業主です。5ヶ月間の稽古及び本番があるお仕事で、それぞれに報酬額が設定されておりますが公演が年をまたぎ、報酬の支払いは全公演終了後になるため全て纏めて翌年度と言われました。
報酬額も大きいですが、初期の準備経費がかなりの金額がかかり、その年の収入を大きく上回ってしまいます。一方で、経費が嵩むのが初期の段階のみのため翌年はそれほど経費がかかりません。この場合、やはり翌年は高額な税を支払うしかないのでしょうか…?何か双方を中和するような方法、もしくは前提として誤りがございましたらお教えいただきたいと思います。
税理士の回答

梶原光規
翌年にまとめてもらえる報酬(売上)に対応する準備費用は、前払費用として、支払った年の必要経費にはしないでおきます。
そして、翌年の報酬(売上)を計上する年に、前払費用としていた準備費用分の経費を計上します。
これで、報酬(売上)と準備費用(必要経費)の対応がとれることになります。
梶原先生、ご回答ありがとうございます。
前払費用が仮に50万円として、レンタカー代・楽譜代・衣装制作代・機材消耗品など様々な科目の経費がありますが、これらはまとめてしまって問題ないのでしょうか?それとも各科目毎に記帳する必要はありますでしょうか?

梶原光規
翌年の必要経費とする際には、それぞれの科目に振り替えて記帳する必要があります。
梶原先生、ご回答ありがとうございます。
前払費用は総額でまとめて行い、翌年の経費計上時にそれぞれで記帳するということですね。ご丁寧にご教示くださいましてありがとうございます。
本投稿は、2020年03月14日 01時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。