会社の給料が減らされ続けている中で、別の仕事で報酬を得ている場合の今後の節税対策につきまして
今現在、IT関連の会社に勤めているのですが、毎月給料を2万円づつ減らされておりまして、来年(2021年)の3月に会社を解雇される予定です。
アプリの開発の手伝いなどで報酬として収入を得ることができるようになってきているのですが、まだ給料ほどは入金がありません。
この報酬に関する税金はどうしたら良いのでしょうか(雑所得扱いで確定申告?)、
また、今すぐ個人事業登録をして青色申告の準備をした方がいいのか(開発に経費がかかるのでその分の控除もした方がいいのではないかと思いました)、
来年度の税金に関しての節税対策としてやっておいた方がいいことはあるのか(3月末以降収入ががくんと減るのに税金が大幅に上回ることがないようにするにはどうしたら良いか)
など不安な部分が沢山ございます。ご回答宜しくお願い致します。
税理士の回答

行方康洋
今後、報酬(アプリ開発)が主たる収入となり、生計を立てるための中心になるのであれば、開業届を提出され、青色申告をされるほうが節税になります。
雑所得の赤字は、給与所得と損益通算できませんが、事業所得の赤字は給与所得と損益通算できます。青色申告ではなくても、事業所得としてアプリの報酬を申告されるほうが、税額が低くなる可能性もあります。
給与の額や報酬が今後どのように増える見込みなのかを正確にお話しできれば、節税の説明もより詳細にできると思いますので、一度お近くの税理士に相談されてはいかがでしょうか。
迅速で丁寧なご回答頂きありがとうございます。
追加の質問なのですが
今現在給与が6月25日支払い時点で29万円でございまして、これが
7月25日:27万
8月25日:25万
・・・
3月25日:11万
と言った形になり、報酬の方は毎月の上下はありますが、19〜20万前後で推移する見通しです。
このような場合はどのような節税対策が考えられますでしょうか。
退職後の注意点などもございましたらアドバイス頂けますと幸いでございます。

行方康洋
報酬が給与を上回ることが確実のようですね。今後は、他社で勤務することなく、個人事業者として報酬で生計を立てられる場合は、開業され、青色申告をお勧めします。最高65万円までの青色申告特別控除があり、事業に専従する親族がいる場合は、給与を所得から差し引くことができます。
また、開業時に設備投資などで赤字になった場合は、損失を翌年にも繰り越せます。
退職の際には、健康保険を任意継続されるか、国民健康保険に入られるかの選択肢がありますので、負担の少ない方を選ぶべきだと思います。
追加の質問にもご回答頂き、非常に参考になりました。
本当にありがとうございました。
本投稿は、2020年06月26日 15時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。