専門職の個人としての収入について
企業に所属していますが、それとは別に専門職としてのスキルを活かして、コンサルや研修を行うことで個人として収入を得たいと思っています。どちらも定期的なものではなく、年に数回程度です。
その場合、個人事業主になる必要はあるのでしょうか?それとも、ならなくても、確定申告さえ行えば問題ないのでしょうか?ご教示いただければ幸いです。
税理士の回答
ご記載の状況から、個人事業主として事業所得とは認められないと思います。つまり個人事業主になる必要はないということです。
雑所得で確定申告すれば問題ありません。
早速ご回答いただき、ありがとうございます。事業所得とは認められないとのことですが、年に数回程度だからという理解で合っていますでしょうか?収入の額は関係ないでしょうか?
社会通念上事業として認められないとして事業所得が否認された判例があります。
社会通念上というのは、営利性や継続性など事業の定義以前の問題として生計の主要な糧が事業所得によること、と示されています。
生計の主要な原資が給与であって、収入面からも副業程度の規模であれば事業と認められない可能性が高いということです。
以下は私見ですが、給与収入と同程度の事業収入があるか、そうでなければ現に従業員を雇用している位の規模でないと事業所得と認められない可能性が高いと思います。
上記は私の見解ですので、ご質問者様が自己責任で事業所得として確定申告することを妨げるものではありません。
本投稿は、2021年06月18日 22時01分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。