源泉徴収票記載項目が示す意味について
以前、相談させて頂いた者です。
結論として、4月初めに何とか会社から源泉徴収票を発行して貰えました。
会社に入っている税理士から直接郵送されて来ました。
税務署に通告の手続きをする直前でした。それまで、税務署に言われた通りに、何度も会社に電話して、次第に会社に電話しても繋がらなくなり、手続きをしようと思った所でした。
届いた源泉徴収票に記載されていたのは、税込年収額と社会保険の合計額だけした。
こんなに簡素な源泉徴収票を見るのは初めてです。
給料からは住民税も引かれていませんし、社会保険や所得税等がきちんと引かれているのに年末調整をしないのか疑問に感じました。
この源泉徴収票から見て分かることは何なのでしょうか?また、これからでも確定申告は出来るのでしょうか?
税理士の回答

回答します。
当該「源泉徴収票」で分かることは『「年末調整」を行っていない、給与の源泉徴収票である』ということになります。
なお、「給与の支給金額」は、税金や社会保険料などを差し引き前の金額が計上されますので、この点につきましては間違いはないと思われます。
ただし、給与で源泉徴収された所得税(源泉所得税)の金額が、源泉徴収票に記載されていないのは問題であると思われます。
年末調整を行っている場合、結果として源徴収税額が0円になることはありますが、その場合には源泉徴収票の上部の枠の
「支払金額」「給与所得控除後の金額」「所得控除の額の合計額」に金額の記載があります。
またその下になりますが、「社会保険料等の金額」や該当すれば「生命保険料控除」の金額などが記載されます。
一度、源泉徴収票を送ってきた税理士先生にお尋ねになってはいかがでしょうか。
確定申告につきましては、今からでもできますが、正しい源泉徴収票を入手されてからの方がよろしいかと思います。
御回答感謝致します。よくよく見ると、所得税は引かれていませんでした。
源泉徴収票には、税込年収額、社会保険合計額のみの記載で、税金が引かれた後と年収額や、税額は記載がありません。

回答します
税金が引かれた後の金額は、源泉徴収票には記載箇所はありません。
源泉徴収票の大きな枠に記載される金額は「給与所得控除後の金額」(支給金額から法的な給与所得控除を引いた額)、所得控除額、所得税額(源泉所得金額)になります。
なお、支給金額が55万円以下の場合は「給与所得控除後の金額」は0円となります。
「所得控除額」の記載はありませんか。(最低でも48万円)
また、給与の支給金額が55万円以下の場合で、年末調整をしてる場合、税額は0円となっていると思われます。
現物をみませんと何とも言えませんので、源泉徴収票を作成した税理士先生にお問い合わせになってください。
本投稿は、2022年04月20日 11時41分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。