税理士ドットコム - [贈与税]金銭消費貸借契約における、妥当な金利とは? - 金銭貸借における金利につきましては、現在の金利...
  1. 税理士ドットコム
  2. 相続税
  3. 贈与税
  4. 金銭消費貸借契約における、妥当な金利とは?

金銭消費貸借契約における、妥当な金利とは?

親族間で金銭消費貸借契約を交わすにあたり、贈与などと誤認されないよう金利を付す予定です。
質問ですが、たとえば現時点で社会通念上、年1%の金利というのは不当に低いとみなされますか?
もし、年1%では不当に低いとみなされるおそれが高い場合、何%なら妥当と考えられるものでしょうか?

税理士の回答

金銭貸借における金利につきましては、現在の金利状況からみて年利1%であれば問題ないと考えます。
別のご質問で、「無利息でも問題ない」と回答いたしましたが、相続税法基本通達9-10において、「その利息を受ける金額が少額である場合または課税上弊害がないと認める場合には強いて贈与税を課税しなくても差し支えない」と示されております。
課税上弊害がない金額はどれくらいかと考えると、仮に適正な利率を年2%とした場合には、贈与税の基礎控除額の110万円に相当する元本金額は5,500万円ということになります。適正な利率を年1%とした場合には同様の考えでいくと1億1,000万円となります。
これ位の金額の貸し借りの場合には利息の検討が必要になりますが、そうでない場合には上記通達を根拠に無利息でも問題ないという見解になります。
ご参考になれば幸いです。

本投稿は、2015年10月24日 10時26分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

  • 親子間の金銭消費貸借契約について

    親子間の金銭消費貸借契約について、贈与と誤認されないための注意点について質問です。 返済計画において、有利息でなければアウトでしょうか? 返済計画におい...
    税理士回答数:  1
    2015年10月23日 投稿
  • 金銭消費貸借契約について

    金銭消費貸借契約で、相手側に連帯保証人をたてさせれば、後に税務上贈与の問題はなくなりますか?それとも相手不動産に担保権を設定させないとダメですか?
    税理士回答数:  1
    2015年10月29日 投稿
  • 金銭消費貸借契約書について

    他の質問者様の回答で、夫婦で共同で定期預金を作るような場合は、金銭消費貸借契約書を交わすことが書かれていましたが、預金を作ってしまった後からでも金銭消費貸借契約...
    税理士回答数:  1
    2015年09月22日 投稿
  • 金銭消費貸借契約と暦年贈与の併用

     叔母から2千万を借り20年返済予定です。毎年叔母に払っていくのと並行して、叔母からの暦年贈与の申しでもうけたいです。利息つけた100万ちょいを毎年払って、10...
    税理士回答数:  1
    2015年12月04日 投稿
  • 金銭消費貸借契約書の書き方について

    投資 事業のため 息子に1500万貸しました。 5年以内に全額返すと約束しました。 金銭消費貸借契約書も交わさず 一度も返済のないまま 3年目です。税務相...
    税理士回答数:  1
    2015年11月25日 投稿

贈与税に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

贈与税に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,139
直近30日 相談数
664
直近30日 税理士回答数
1,226