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娘の病気療養のための親からの贈与について

母親が数か月にわたり数十万円ずつ不定期に合計数百万円を私の口座に振り込んでくれました。
私は結婚して家を出ており病気療養中です。余命宣告も受けております。
母としては病気の私に好きに使ってほしいという気持ちから安易に振り込んでくれたようなのですが、贈与税についてお互いに考えておりませんでした。
これは生前贈与にあたり申告すべきものだと思うのですが。
例えば入院費用や車椅子購入費用、バリアフリーにするためのリフォーム費用などに使った場合でも贈与税の申告は必要なのでしょうか?
母は振り込んだ自分の口座を解約し、私も振り込まれた口座を解約して現金で持っていれば証拠が残らないので税金はかからないと言うのですがどうなのでしょうか?罪に問われますよね?
ちなみに振り込まれた金額は850万円です。支払う税金はいくらになりますか?
母が私よりも先に亡くなってしまった時は私に現金が渡ったことは明らかになりますか?他の家族には秘密のお金だったようです。

税理士の回答

 お母様から振り込まれたのは今年に入ってからでしょうか?

ご回答ありがとうございます!今年の5月から9月までです。

 入院費用や車椅子購入費用は、生活するために必要な費用と考えられるため贈与税がかかるとは思えません。リフォーム費用については、実態で判断となると思います。
 なお、今年に入ってからの振り込みであれば、残金に関してはお母様に戻されたほうがよろしいと思います。また、入院費用や生活に関する費用が足りなくなったら、その分を、お母様に振り込んでもらうのがよろしいと思います。

 なお、自宅不動産のバリアフリーなどの増改築等を行い、一定の要件を満たす場合には、贈与税が非課税となります。ただし、これは要件を満たすことと申告が必要です。

外部リンク先 国税庁HP「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4508.htm

ありがとうございます。
余命宣告は受けておりますが今現在は普通に生活できております。ですのでまだ一円も手を付けておりません。
返金することは母は望んでおりません。
今後必要となった時に使うつもりではおりますがそのまま口座に残しておくことは可能なのでしょうか?
申告せずにそのままの状態だった場合は申告漏れとして追徴課税がとられることになりますよね。
また私には娘がいますが、節税対策として母から振り込まれたお金を教育資金という名目で娘の口座に私が振りこむことは可能でしょうか?

 あくまでも、贈与税の対象とならない生活費や教育費は、「必要な金額を必要な都度直接これらに充てる場合」です。
 ですから、口座に残しておくのはまずいと思います。ですから、一旦、残金をお母様に返すほうがよろしいと思います。
 そして、再度、お母様から娘さんに教育資金の贈与をされるのがよろしいと思います。なお、教育資金についても先程書いたように、必要な都度でないと贈与税がかかってしまいますので、数年分まとめていうとということであれば、「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の非課税」という制度を利用するしかないと思います。

外部リンク先 国税庁HP「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の非課税」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/zoyo/4510.htm

返答が遅くなり申し訳ございません。
母とも話をしました。
母にお金を返し必要な時に、その都度こちらに振り込むことが体調的に難しく、また他の家族に頼めないので、
確定申告で贈与税を支払うことにしようと思います。

例えば850万円を母に一度返し、
12月までに400万円を再度私に振り込んでもらい、来年1月にまた400万円を振り込んでもらえば、申告は二年間しなくてはなりませんが、納める合計の税金は安くなりますか?
残りの50万円は現金で受けとる予定です。
また母は他の家族に私へ振り込んだことを知られたくないと申しております。
私が確定申告をしたことで母にも通知が届くことはありますか?

 贈与税は累進課税となりますので、単年度に贈与するより、2年に分けたほうが贈与税の総額は安くなります。ただし、今年12月に400万円、来年1月に400万円とあらかじめ決まっている場合は、単純に、複数年度の贈与と考えて良いものかという問題が生じます。
 なお、質問内容が具体的となっていますので、最後の返答といたします。ご質問の内容からいって、不特定多数に読まれるネットでの質問ではなく、ご面倒となるでしょうが、実際に税理士と会って相談をされるのがよろしいと思います。

お忙しい中、何度もご回答いただき
ありがとうございました。

本投稿は、2019年10月03日 13時12分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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