父が持つ自宅兼店舗を息子の名義に変更したい場合、どんな手続きを取ればよいのでしょうか
父親(70代)が自宅兼店舗で自営業をしているのですが、近い将来、私(息子30代)が引き継いで別なお店を始めるつもりです。
そのため父が存命中に名義変更したいと考えております。
お聞きしたいことは以下のとおりです。
1.父が存命中に自宅兼店舗の名義変更をしたい場合、どのような手続きを取ればよいのでしょうか。
2.一般的に費用等はどの程度見込まれるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

お父様が健在のうちに建物の名義を変える場合には、「売買」か「贈与」で名義変更を行うことになります。
「売買」の場合には建物代金(適正時価)をお父様に支払って名義を移すことになります。
売買代金の支払いがない場合には「贈与」で名義を移すことになりますが、この場合には相談者様に贈与税がかかりますのでご注意ください。
名義を変えるときの費用としては、登記費用(登録免許税と司法書士の手数料)が生じます。金額に関しては建物の評価額によって異なります(十数万程度はかかると思われます。)。
宜しくお願いします。
ありがとうございました。
父がお店を真面目に営業せず、遊び歩いているので、私が代わりに店をやりたいと思っています。
父とは衝突するでしょうが、売買か贈与の話をしていきます。
大変参考になりました。

ご連絡ありがとうございます。
贈与の方法の一つに「相続時精算課税制度」の特例があります。この特例を使った場合には2500万円の特別控除がありますので、物件の評価額が2500万円以下であれば贈与時の贈与税は回避することができます。
但し、将来の相続の時点で相続税で精算することになりますので、実行の際は事前に専門家にメリット・デメリットをご確認の上、実行するようにしてください。
宜しくお願いします。
本投稿は、2018年02月04日 16時51分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。