証券口座・銀行口座の相続ついて
証券口座・銀行口座を持っていた人が
亡くなった場合、口座凍結の手続きをせず放置してしまった場合はどうなりますか?
また口座に入れている額が少額だった場合相続手続きを行わないという選択もありますか?
小額の場合は、何もしないで永久放置した場合に何か問題になることありますか?
税理士の回答
口座設定先が死亡を知った場合には相続手続きをしてくださいなどといった何らかのアクションがなされると思われます。
預金口座については、休眠口座として扱われることになります。
放置した場合の特段の不利益は思い当たりません。

亡くなった方の預金口座を解約等せずに放置した場合、10年間取引がないと休眠預金として取り扱われ、民間での公益活動に活用されるようになります。なお、休眠預金となっても正式な手続きをすれば引き出すことはできます。
残高が少額の場合(銀行に行く交通費や手間の方が大きい場合)には、そのままという選択肢も実務ではあり得ますが、相続税の申告に財産に計上して申告して頂ければ、法的な問題はないと考えます。
死亡する前から休眠口座になっており本人から残高は、小額と伝えられていました。
遺族は、そのまま放置していても大丈夫ですか?
休眠口座で正確な残高が分かりません。
相続税の財産に計上して申告しなければ法的な問題になりますか?
引出しに要する費用や手間に比して残高が少ないということをいっているような気がしますが、そうであるなら、放置しておくのも一つの方法かと思います。
正確な残高ということであれば、やはり相続人としての地位を明らかにして銀行に確認するしかありません。一度、残高の確認方法を銀行に問い合わせてみてはいかがですか。
相続税の申告については、申告もれとなってしまいます。税務署から指摘される可能性もないとは言えませんが、追徴されたとしても少額と思われますので、指摘待ちとするか、見込み額を計上しておくといった方法も考えられます。
放置で指摘待ちにします。
ありがとうございました。
本投稿は、2020年08月23日 16時05分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。