非上場会社の自己株式取得に関しまして
非上場企業でギリギリ同族会社でない会社が自己株式を取得すると何かデメリットは発生しますでしょうか?
自己株式を取得することによって同族会社となってしまい、この会社の相続税評価額が増加して、株主がなくなった際に
予期せぬ相続税が発生するなどあるのでしょうか?
税理士の回答
一般論で回答します。
自社株買い(自己株式の取得)は、上場・非上場に関わらず1株当りの価額を増加させるものです。
非公開会社であれば、同族会社か否か、支配株主か否か等によって、特例的評価(配当還元)ではなく、原則的評価(類似業種比準価額や純資産価額)になりますので、相続があったときには当然株価が上がり相続税も増加します。
国税OBの税理士です。税務署で相続税贈与税の担当部署の管理職をしておりました。
自社株買いを何のために行おうとしているかだと思います。(目的)何があろうと必要だとすれば、購入してから、今後の株価対策を行えばいいと思います。
次に取引相場のない株式の評価ですが、当然ながら、自社株を取得することで、全体財産から割り算する株数が少なくなるので、必然的に株価は上昇するし、筆頭株主グループが、配当還元ではなく原則的評価になることも当然出てくるかもしれません。
どのような理由で、自社株買いをするかだと思います。すべては代表者なりの意向だと思います。
ありがとうございました。価値が増加し、相続税がおおくなることにつながるということで理解できました。
本投稿は、2022年09月16日 16時44分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。