税務調査。経費の誤りを調査前に修正申告した方がいいでしょうか?
税務署から過去3年分の調査させて下さいと連絡がきました。
売上のごまかしはないのですが、経費にプライベートなものを計上していました。
衣服や生活必需品。
あと、携帯電話代もまとめ払いの金額(家族全員分)を通信費に計上しています。
飲食代も接待交際費に計上しています。
心当たりのある分は調査前に修正申告をした方がいいでしょうか?
それとも、自分でやるのが大変なので、調査に入ってから言われた額を払う方が無難でしょうか?
税理士の回答
調査前に修正申告を行っても、有効に働くことは何もありませんのでする必要はありません。
状況によって調査期間が5年もしくは7年になることがあります。
この辺り不安に思われるのであれば、近隣の税理士事務所に具体的に過去の申告内容を見せて、相談されるのが良いでしょう。
税務調査で指摘されて修正申告する場合には、過少申告加算税が10%~15%課されます。
下記サイトの(2)イの本文をご参照ください。
http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2026.htm
ただし、調査の事前通知があった後、調査開始前に自主的に修正申告する場合には、過少申告加算税が5%~10%に軽減されます。
上記サイトの(2)イの(注)1の但し書きをご参照ください。
調査されたら間違いなく否認されるものがあると思われる場合には、自主的に修正申告をして加算税の負担を抑えることも一案と考えます。
本投稿は、2019年10月15日 16時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。