フリーランスの源泉徴収について
失礼いたします。
現在フリーランスで活動しており、年収で20万円に達しておりませんが、クライアントから支払われる報酬で源泉徴収をした方がよろしいでしょうか。
税理士の回答

回答します。
フリーランスとのことですが、クライアントとの契約内容や貴方のお仕事内容によって、源泉徴収の有無が変わります。金額だけでは、一律に回答できないことをご了承ください。
① クライアントとの契約が雇用契約の場合は、「扶養控除申告書」の提出の有無により源泉徴収税額の金額が変わります。
税額が算出される時には、源泉徴収が必要になります。
② 業務委託契約の場合は、貴方のクライアントが「源泉徴収義務者」であり、かつ、そのお仕事の内容が、源泉徴収の対象となる「報酬・料金等」に該当する場合は、所得税の源泉徴収がされることになります。
国税庁HHPから参考箇所を添付します。
「源泉徴収が必要な報酬料金とは」https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2792.htm

源泉徴収が必要な場合に源泉徴収をするのは報酬を支払う側でご相談者様ではありません。
失礼いたしました。説明不足でした。クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングのサイトにてフリーランスのデザイナーで活動しておりまして、サイトで募集している仕事の応募の際に、クライアントに源泉徴収をしてもらうかどうかの欄があり、それを年収関係なく有りにした方が良いか、無しにした方が良いかという事でした。
又、もしクライアント側からこちらに依頼が来た際に源泉徴収をクライアントがしないという場合、こちらでのちに、年収関係なく所得税を支払った方がよろしいでしょうか。

回答します
貴方の報酬がデザイン報酬であれば金額にかかわりなく「源泉徴収すべき報酬」に該当します。
本来「源泉徴収の有無」は、報酬が受ける側が決めることではないため、その点についてはクライアントの方がなにか誤解をしているのではないかと推察いたします。
後日、クライアント様へ税務調査が入った際に、源泉徴収漏れを指摘された場合、源泉徴収もれの所得税の請求が貴方に行く可能性があります。
のちのちのトラブルを避けるためにも「源泉徴収有」が良いと思われます。
本投稿は、2021年06月19日 17時11分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。