[源泉徴収]転職時、有給消化中のバイト - 税理士に無料相談ができるみんなの税務相談 - 税理士ドットコム
  1. 税理士ドットコム
  2. 経理・決算
  3. 年末調整
  4. 源泉徴収
  5. 転職時、有給消化中のバイト

転職時、有給消化中のバイト

現在、正社員で勤めている会社を10月いっぱいで退職します。新しい会社への入社は11月からです。
10月中は有給消化で時間があるため、短期のアルバイトをしようと思っています。
現職の職務課程には副業を禁ずる項目はありません。
この場合の、確定申告など必要な手続きについてお伺いしたいです。
下記認識でいますが、間違いないでしょうか?
ちなみに、バイトの収入は20万未満を予定しています。

①アルバイト先から源泉徴収票をもらう

②現職の源泉徴収票とアルバイト先の源泉徴収票を併せて次の会社に提出し、年末調整してもらう

③アルバイト代は給与収入なので、20万未満でも自分で確定申告が必要

その他、社会保健などで必要な手続き等ありましたらご教示いただけますでしょうか。

税理士の回答

  回答します。
  年末調整の対象となる給与は「扶養控除申告書」を提出した先の給与のみとなります。
  また、アルバイト収入は、年末調整の対象とはならないと思われますので、確定申告をして所得税の精算をすることになります。

 「扶養控除申告書」は1か所しか提出できませんが、転職などをした場合は、後の勤務先に提出することは可能で、その場合は「前職」の源泉徴収票を転職先に提出し年末調整がされます。

 なお、現職に「扶養控除申告書」を提出していますので、アルバイト先には「扶養控除申告書」の提出はできませんので、給与時の源泉徴収は「乙欄」(源泉徴収税額が高くなります)が適用されます。(10月は、現職とアルバイト先からの給与がある形になります。)

 そこで、年末調整済みの給与の「源泉徴収票」とアルバイト先の「源泉徴収票」を基に確定申告で所得税を精算することになります。

 社会保険に関しては、転職先の社会保険に入ることになりますが、その際には現職に「保険証」を返還します。
 現職からは「健康保険資格喪失証明書」「健康保険被扶養者異動申告書」「年金手帳」などを入手し、転職先にこれらの書類を提出します。

 社会保険に関しては、社会保険労務士先生の業務につき、概要での説明となります。詳細は、現職や転職先の「社会保険」関係の担当者にご確認ください。

丁寧なご回答をいただきありがとうございます。

新しい会社に入社する時に「扶養控除申告書」と前の会社の源泉徴収票を提出して、新しい会社で年末調整を行ってもらい
アルバイト分の給与については自分で税務署にアルバイトの源泉徴収票と新しい会社からもらう年末調整済の源泉徴収票を持って確定申告をする

という理解であっておりますでしょうか?

そうなると、新しい会社へは特に有給消化中にアルバイトをする件について報告しなくても大丈夫でしょうか?
新しい会社へ報告しないで有給消化中にアルバイトをすることで、後にトラブルになることはあり得ますでしょうか?

質問が多く恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。

回答します

① 確定申告に関しては、ご理解のとおりとなります。

② アルバイトの件は、就職前であり報告義務は無いと思います。
  ただし、確定申告後に住民税の特別徴収の通知が会社に届いた際に、給与の収入金額が新しい勤務先が市区町村に報告した金額と異なりますので、場合によってはその点を指摘されるかもしれません。
  一言お伝えしておいた方が、後々のトラブル防止になるのではないでしょうか。

迅速なご回答をありがとうございます。
もう2点確認させていただきたいのですが

①副業アルバイトの収入が20万未満の場合は確定申告不要という説と、20万未満でも確定申告が必要という説の両方をみかけるのですが、ネットビジネスなどでなく、アルバイトで給与収入を得る場合はどちらになりますでしょうか?

②新しい会社からもらった年末調整済みの源泉徴収票とアルバイト先からもらった源泉徴収票を持って自分で確定申告する場合は、所得税を支払うための手続きになると理解しておりますが、住民税の支払いの手続きは別途必要になりますでしょうか?

重ねての質問恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。

①  アルバイト収入が源泉徴収の対象となっている場合で、その収入と他の所得の合計額が20万円以下の場合は、確定申告不要となっています。
   ただし、確定申告をしない場合は所得税の精算がされません。

 国税庁HPから説明箇所を添付します。
 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1900.htm

②  所得税の確定申告をした場合は住民税の申告は不要となります。(確定申告書の2枚目に住民税の申告内容が含まれてます)
   なお、確定申告をしない場合であっても、アルバイト収入は「給与支払報告書」としてアルバイト先から市区町村に提出がされますので、住民税はアルバイト収入も含まれた額で決定されます。

ありがとうございます!とてもよく理解でき、安心しました。

ベストアンサーをありがとうございます。
 少しでもお役に立てましたら幸甚です。

本投稿は、2021年09月03日 16時35分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

この税務相談の書き込まれているキーワード

この相談に近い税務相談

源泉徴収に関する相談一覧

分野

人気のエリアの税理士事務所

源泉徴収に関する他のハウツー記事を見る

みんなの税務相談

税理士の無料紹介サービス

プロが税理士を無料でご紹介いたします

  • 相談無料
  • 全国対応
  • 24時間受付
税理士紹介サービスの詳細はこちら
累計 相談数
158,149
直近30日 相談数
666
直近30日 税理士回答数
1,238