火災保険(2年、按分あり)の仕訳について
個人事業主で賃貸の30%を事業で使用しています。
火災保険2年分2万円を2/14に個人の財布から支払いました。保障期間は3/1〜です。
その年に支払った金額で仕訳すると思い調べてみたのですが、同じケースの仕訳を見つけることができませんでした。
仕訳する日付、金額、勘定科目を知りたいです。
よろしくお願いいたします。
税理士の回答

こんにちは。
保険料を2年分まとめて支払いをしても、その年の必要経費に計上することができるのは1年分のみとなります。
さらにその年の実際の保険期間は3月から12月となりますので、
10,000×10/12=8,333円 が必要経費計上額となります。あわせて、差額11,667円は前払費用として資産計上することになります。
①保険料支払時
2/14
支払保険料20,000 事業主借20,000
②決算時
12/31
前払保険料11,667 支払保険料11,667
回答ありがとうございます。
按分を考えると20,000円×30%=6,000円になると思うのですが、その場合の仕訳が知りたいです。
最初から支払保険料6,000円としてしまっていいのでしょうか?
①保険料支払時
2/14
支払保険料6,000 事業主借6,000
②決算時(2024年)
12/31
前払保険料3,500 支払保険料3,500
また、翌年末に以下の仕訳でよろしいでしょうか?
③決算時(2025年)
12/31
前払保険料500 支払保険料500
最後に残る1-2月の2ヶ月分はいつ仕訳したら良いでしょうか?

失礼しました。
事業割合が30%の場合には、
①支払時(24か月分を費用計上)
支払保険料6,000 事業主借20,000
事業主貸14,000
この仕訳は、
支払保険料6,000 事業主借6,000
としても問題はありません。
②決算時(14か月分を前払い計上)
前払保険料3,500 支払保険料3,500
③翌期首(12か月分のみ振替え)
支払保険料3,000 前払保険料3,000
最後に残る2か月分は、
2026年度の期首に
支払保険料500 前払保険料500
のように仕訳をすることになります。
この度はお忙しい中ご対応いただき、ありがとうございました。
大変分かりやすく、参考になりました。
教えていただいた内容をもとに進めていきたいと思います。
本投稿は、2025年03月06日 08時00分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。