ガソリン代の計上方法について
個人名義の車を、法人業務・個人事業・プライベートの3用途で使用します。
車を使用する際、法人業務のついでに個人事業の仕入れをしたり、その帰り道にプライベートの用事を足すなど、各用途での走行距離やガソリン使用量を正確に区分することが困難です。
そのため、事前に使用割合を法人50%・個人事業30%・プライベート20%のように設定し、毎月のガソリン代総額をこの割合で按分して、それぞれの経費として計上する方法を検討しています。
このような計上方法は認められるでしょうか。
また、認められる場合は、法人との賃貸借契約書にはどのような文言(ガソリン代負担の規定など)を記載すべきでしょうか。
ご教授のほど、よろしくお願い申し上げます。
税理士の回答

柴田博壽
用途別の使用按分比の割合が合理的であれば税務当局は特に指摘することはありません。しかし車の使用状況が少し分かり辛いですね。例えばご質問者様が高級な乗用車を所有され、法人は青果業を、個人が文房具店を営み、それぞれ商品の配達を行っている等とは考えにくいです。車両の維持費となる自動車税、車両保険等、修繕費などの負担の負担はいかがでしょう。
ご回答いただき誠にありがとうございます。
相場100万円程度の中古車です。
法人は飲食事業を営んでおり、主に原材料の仕入れに使用します。
個人としてはEC販売業を営んでおり、商品の発送や原材料の仕入れにも使用します。
なお、原材料の仕入れ先は法人・個人とも同じ店舗です。
この場合、車両維持費(自動車税、車両保険料、修繕費等)の負担割合も設定した各%で計上するのは不適切でしょうか。

柴田博壽
数種の用途に運用される償却資産及び諸支払の費用比率の按分方法について、税務当局は合理的な方法としています。厳格ではなくても不合理ではない按分方法を使用して頂けばよいと思います。
本投稿は、2025年08月08日 12時02分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。