事業用に転用した中古車の経費計上について
事業用に転用した中古車の経費計上方法がどうしてもわかりません。。
以下の条件で、いつどのように金額を計上すべきかご教示ください。
ちなみに、ソフトはfreeeを使っています。
・購入日:2017年4月末日
・初度登録月:2004年9月
・事業転用日:2019年4月1日
・購入金額:500,000円
・60回ローンを毎月支払い(9600円×60回=576,000円)
税理士の回答

柴田博壽
2019年(元年)分で必要経費にできる金額をご説明します。
平成29年4月に取得した中古車両は、経過年数13年(本来の耐用年数5年と仮定します)です。
よって、改定耐用年数は5年―13年+13年×20%の算式により、3年となります。
事業用に供する前の減価償却費は、
平成29年分(9か月) 124,875円(残存価額 375,125円)
平成30年分(12か月)166,500円(同 208,625円)
平成31年分(4か月) 55,500円(同 153,125円)
の計346,875円で、残存価額は153,125円ということになります。
一方、車両ローンは、50万円を60回の割賦払いにより、総額76,000円の利息を支払うとのことです。このときの年利率は、約5.718%相当で、事業の用に供した31年4月末時点のローン残高は、316,934円と推認できます。
結果、上記利率に基づくと以下のとり、平成31年(令和元年)の支払利息が17,407円で、
事業の用に供した4月以降の償却費124,875円を算出できます。
【仕訳の例】
(借 方) (貸 方)
減価償却費142,282円/車 両142,282円
支払利息 17,407円/事業主借 17,407円
利息に関しては、返済予定表をご確認いただければ結構かと思います。
なお、ご使用の会計ソフトの種類別のご説明は出来かねますのでご了承ください。
ご参考になれば幸いです。
本投稿は、2020年04月29日 10時47分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。