火災保険の経費計上について
アパマンの火災保険を初年度で一括して10年分を支払いました。
内訳は、基本契約と地震保険です。
不動産会社に確認したところ、地震保険は毎年、控除証明書が来ますが、
基本契約費用は経費として計上してください、とのことでした。
基本契約費用は一括、または数回に分割で経費として確定申告計上でも良いのでしょうか?
ご回答いただけますと助かります。
税理士の回答

質問内容からアパマンの貸付業務(100%)をしていることを前提に回答させていただきます。
一般的にアパマンの保険は、初年度で一括支払いするケースが多いです。
質問内容にもあるとおり内訳は、基本の火災保険(保険期間10年)と地震保険(保険期間5年)になります。経費計上については、原則的に事業供用していることを前提として保険期間で按分します。すなわち、一括払いした火災保険料をその保険期間120ヶ月(10年)のうちに占める当年の保険期間で按分します。地震保険も同様に一括払いした地震保険料をその保険期間60ヶ月(5年)のうちに占める当年の保険期間で按分します。
なお、「不動産会社に確認したところ、地震保険は毎年、控除証明書がきますが、」とありますが、これは経費計上するためのものではありません。これは質問者様がその建物に居住した場合に地震保険料控除(所得控除)を受けるための基礎資料です。
以上、誤解なきようご理解ください。
本投稿は、2020年07月02日 20時15分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。