モバイルSuicaでの交通費 立替払い金額と請求金額の仕訳、計上について
コンサルタントを個人事業主として行っている者です。
モバイルSuicaでの交通費立て替え分の請求時及び、入金時の仕訳、計上に
ついてお教えいただきたくお願いいたします。
1.モバイルSuicaは事業用の交通費にのみ使用、履歴は適宜入手し保管して
います。
2.チャージを事業用クレジットカードで行い、事業用口座からの引落し時に
以下のように仕訳、計上しています。
借方:旅費交通費 貸方:普通預金
→ 事業用の交通費のみで使用していますので、この処理方法でよろしい
でしょうか。
3.コンサルタント業務の一環として、ある企業を訪問、移動はJRを利用し
モバイルSuicaで支払い、利用した日付で以下の様に仕訳、計上しました。
借方:立替金 貸方:現金 (モバイルSuicaで支払ったJR運賃)
4.月末日付で、コンサルタント代と立て替えたJR運賃の合計金額の請求書を
発行、仕訳、計上は以下のように行いました。
借方:売掛金 貸方:売上 (コンサルタント代)
借方:売掛金 貸方:立替金(立て替えたJR運賃)
5.翌月での入金時の仕訳、計上は以下のように行いました。
借方:普通預金(コンサルタント材とJR運賃の合計額)
貸方:売掛金(同上)
→ 上記3、4、5の処理内容で問題ないのでしょうか。特に3の貸方を現金と
することが正しいのか自信がありません。また、一旦、経費で処理した
JR運賃を立替金とすることが許されるのかという疑問を持っています。
以上、いろいろお尋ねしており申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
税理士の回答

2.事業用口座からの引き落とし時には、以下のように処理するのが適当だと思われます。
(借方)仮払金 ××× (貸方)普通預金 ×××
相談者の場合、顧客に立替請求する交通費と、それ以外の交通費が混在していると考えられるからです。
顧客に立替請求する交通費以外の交通費については、使用履歴に基づき、上記の仮払金処理したチャージ代を取り崩して、
(借方)旅費交通費 ××× (貸方)仮払金 ×××
と処理するのがよいと思います。
3.上記の2.で仮払金処理したチャージ代を取り崩して、
(借方)立替金 ××× (貸方)仮払金 ×××
として処理するのがよいかと思われます。スイカを利用した時には、現金は動かないからです。
4.5.はおっしゃり通りで問題ありません。
手順としては3.の立替金処理する交通費を、先に処理してしまい、履歴を見ながら残りの交通費を、仮払金から旅費交通費に振り替えるのが手間が少なくなると思います。
早速のご回答、たいへんありがとうございました。
確かに立替金処理するものとその他事業用に使った交通費が混在している状態です。
事業用の交通費用にしか使わないとの理由で引き落とし時にチャージした金額全額を旅費
交通費として処理したことが自分の頭の中でことをややこしくしたのではないかと
思いました。
申し訳ございませんが、もう一点お尋ねしたいことがあります。
引き落とし時に仮払金として処理した金額に、期末時に残額が生じています。
この残額分について期末時、期首時での処理は必要でしょうか。例えば、以下のような
処理です。
期末時 借方:貯蔵品 貸方:仮払金
期首時 借方:仮払金 貸方:貯蔵品
よろしくお願いいたします。

おっしゃるような処理が理想的だと思います。
個人的には仮払金のままでもよいかと思いますが、税理士によって考え方のわかれるところではあります。(仮払金を残す、残さない)
ご教授いただいた内容、たいへんよく理解できました。
誠にありがとうございました。
本投稿は、2021年01月04日 10時14分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。