口座振替業者を利用した場合の会計処理について
設立したばかりの法人(WEB制作会社)です。
口座振替業者を利用した場合の会計処理について、お尋ねいたします。
①仕訳について
口座振替業者を利用し、顧客の銀行口座から月額管理費を引き落とします。
2/5に2月分の月額管理費100万円が入金され、口座振替業者への手数料を2万とした場合、入金時に
(借) 普通預金 1000000 (貸) 売上 1000000
(借) 支払手数料 20000
上記のみでよろしいでしょうか。
②複数社からの収入(管理費)が一括で入金される場合、まとめて売上計上してよろしいでしょうか。実際は100社以上から入金があるのですが、個々に仕訳をしなければならないのでしょうか。
③HPの修正等が発生した場合、翌月の管理費と合算請求しています。この場合も、入金時にまとめて売上として処理しても良いでしょうか。
厳密には、振込入金のうち管理費は顧客が前月末までに振込、修正費は修正後の支払いがあったものになるのですが、口座振替のシステム上、毎月売掛で処理するのは難しいので、期中は入金されたときに仕訳を計上し、決算仕訳で発生主義の数字につじつまを合わせても良いでしょうか。
③口座振替については、契約書に基づき、取引の都度、請求書や領収書を発行することはいたしません。
請求書を発行していないと税務調査等で何か問題になることはありますか?
税理士の回答
①仕訳については、ご理解の通りと思います。(消費税は考慮外)
②帳簿のなかで、誰に対してどれだけ売上があったのかが把握できないこと自体は問題ないですが、帳簿外で把握できるようにしておかれるのが宜しいかと思います。
③ご質問者様のマネジメント(数値の把握・管理)上の不都合がないのであれば、月々の修正報酬が入金時に売上になる、ということで宜しいかと思います。税務の観点で言えば、基本的に1年間での売上(ひいては所得)が正しくなっていればいいので、ご質問者様のご理解の通り、年度において辻褄を調整されるので宜しいかと思います。
④契約上、毎月請求書は領収書を発行しないことが明記されているものと思いますので、特に問題になることはないものと思います。
本投稿は、2021年01月28日 18時23分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。