輸入代行業者の独自レートについて
今年個人事業主として開業したばかりの者です。
輸入代行業者を利用し、中国から輸入した雑貨をネットで販売しております。
わからないことや初めて聞く用語がとても多くおかしな文章かもしれません。
今回お伺いしたいのは、【輸入代行業者が独自に設定しているレート】と【手数料の扱い】についてです。
私が利用している代行業者の特徴としては、
・為替:銀行発表の人民元レートを参考に業者独自レートを設定している。(約TTS+0.5円 と記載あり)
・事前にサイト上にチャージする形になっており、商品代金やオプション料、国際送料等ここから引かれていく。
・チャージ(クレジットカード利用)する際はチャージ手数料として3.6%+40日本円が差し引かれ、残高に反映される。しかし、サイト上の明細にはチャージ手数料の金額は記載されず、チャージ手数料が引かれた残りの金額が残高として表示されるだけ。
・残高は人民元で表記されているため、こちらがチャージした日のレートで固定(?)されている
・チャージした日のレートは後からも確認できる
以上のことから、帳簿付けする際どのようにした良いのか不明な点があります。
1.帳簿付けする際、日本円に換算するときは業者のレートを使用していいのか、それともTTMを自分で調べて使用したほうがいいのか。
2.業者のレートを使用するのであれば、チャージした日のレートで考えて後日発生した代金(商品購入や送料支払い)もそのままのレートで日本円に換算できると思うのですが、業者のレートが使えないのであればその都度、その日のTTMレートで換算し、期末時のレートで換算しなおして(?)、為替差損益の処理をすべきなのか。
3.TTMレートで換算した場合、業者に支払っている1元あたり0.5円の為替手数料(?)や差額はどのような扱いになるのか。
4.チャージ手数料の3.6%+40円の詳細な金額はサイトの明細にも記載されていないが、これは自分で計算し、経費にできるのか。
できる場合は支払い手数料のような勘定科目でよいのか。
以上です。
どうぞよろしくお願いいたします。
税理士の回答

こんにちは。
為替リスクは円から元に換算した時点で確定しています。
外貨(元)建ての「前渡金」を保有しているが、円で換算しないということです。
1.帳簿の付け方(手数料は無視)
【円から元へチャージした時】預金/前渡金
2.為替差損益
業者のレートが実際の換算レートであるため、業者のレートで計上して良い。よって、為替差損益は発生しない。
3.為替差損益
業者のレートが実際の換算レートであるため、業者のレートで計上して良い。よって、為替差損益は発生しない。
4.手数料
必要経費で良いと思いますですが、何かしら証憑が欲しいです。
全く、何もないのでしょうか?(さすがに何かはあると思うんですが…)
森本先生、ご回答ありがとうございます。
>為替リスクは円から元に換算した時点で確定しています
とのことで、面倒な計算がなさそうで安心いたしました。
4.の手数料についてなのですが…
もう一度確認してみましたが、サイト上の明細には
Paypalチャージ支払い○○.○○元チャージ管理No. △△△ Rate:□□.□□(チャージした日のレート)
と、その隣の欄にサイトにチャージされた人民元の金額が記載されているだけです。
3.6%+40円というのは、どうやら代行業者がPayPalに支払っている手数料のようです。
実際に先日、日本円で50,000円をpaypalで支払った際の明細は
Paypalチャージ支払い2583.69元チャージ管理No.〜〜 Rate:18.64/2583.69元
で、たしかに計算すると
50,000円から3.6%(1,800円)+40円引いた48,160円が18.64のレートで換算され、2583.69元になっています。
しかし、明細の中には「1,800円」「40円」の数字がありません。
サイト利用規約やチャージ画面でその3.6%+40円のことが書かれているだけなのです。
ちなみに、PayPalの明細も確認しましたがこちらも「50,000円」支払った、としか記載がありませんでした…。

こんにちは。
改めて見返してして、私が記載した1の仕訳が貸借逆ですね…。
誤:預金 /前渡金
正:前渡金/預金
サイト利用規約と支払った明細を証憑として保管しておく、ということで良いと思います。
科目は最初に仰っていた支払手数料で良いと思います。
前渡金 48,160円/預金/50,000円
支払手数料 1,840円
森本先生、返答が遅くなりまして大変申し訳ありません。
本当にありがとうございました!
調べてもわからないことでしたので、本当に本当に助かりました!
本投稿は、2021年12月09日 11時36分公開時点の情報です。 投稿内容については、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。